アニメ映画『鬼神伝』が29日、初日を迎え、東京・新宿ピカデリーで声優を務めた石原さとみ、中村獅童らが舞台あいさつを行った。

アニメ映画『鬼神伝』の初日舞台あいさつを行った石原さとみ(左)と中村獅童 拡大画像を見る

同作は、京都に住む15歳の中学生・天童純が1,200年前の京都・平安京にタイムスリップし、人々を襲い生活を脅かす「鬼」呼ばれる集団と戦う歴史冒険ストーリー。純は、伝説のオロチを目覚めさせ、妖術を操る「鬼」と激しい戦いを繰り広げるが、「鬼」の本当の姿を知り、戦いを止めるべく奔走する。高田崇史の同名小説が原作で、監督は川崎博嗣、オロチのコンセプトデザインを大友克洋が務める。

「鬼」の少女・水葉を演じた石原は「この作品は全部手描きで作られていて、顔や影などほんとうに細かく丁寧に描かれています。多くの人が汗水流して作っていて、それを知ってもらうためにももう1回観てほしい」とアピール。中村は「心をこめて務めさせていただきました。何かを感じてもらえればうれしいですね」と語った。また、石原は好きなセリフについて聞かれると「『あなたの力が必要なの』です」と答え、「気持ちを高ぶらせていくのが難しかったですが、物語のキーになているセリフになってるので注目してほしい」と話していた。

舞台あいさつには、石原と中村のほか、音楽を担当した宇崎竜童、主題歌『STARLIGHT』を歌った福原美穂も登壇した。