パナソニック電工と三洋電機が29日、同日付で上場廃止となった。上場廃止理由は、パナソニックの完全子会社化となるため。

パナソニックは株式交換により、4月1日付で両社を完全子会社化する。

パナソニック電工は、1935年にパナソニックから分社し、電材部門(照明、情報機器)、電器部門(美・理容商品、健康商品、快適生活商品)、住設建材部門(水まわり設備、システムキッチン、内装建材、外装建材)、電子材料部門(電子回路基板材料、半導体封止材、プラスチック成型材料)、制御機器部門(制御部品、制御システム機器)、その他部門において、製造・販売・保守・サービスなどの活動を展開。

その中でパナソニックは、2004年に実施したパナソニック電工株式に対する公開買付けにより、パナソニック電工を連結子会社化。以降、商品開発においても、企画段階からの共同開発などに取り組んできた。

さらにパナソニックは、2009年12月に、三洋電機を連結子会社化。その結果、パナソニックグループは、「デジタルAVC ネットワーク」「アプライアンス」「電工・パナホーム」「デバイス」「その他」に、「三洋電機」を加えた6つのセグメントを有する企業グループとなった。