女優の南沢奈央が主演するNHK総合のドラマ『迷子』(21:00~22:13)の記者会見が19日、東京・渋谷の同局で行われた。

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本ドラマは、『生きてるものはいないのか』で第22回岸田國士戯曲賞、小説『夏の水の半魚人』で三島由紀夫賞を受賞した劇作家・前田司郎が書き下ろしたヒューマンストーリー。女子高生のミキ(南沢)やミキの弟・コウシ(岡田廉)、大学生の雅夫(金井勇太)は、大通りで迷子になっている外国人のおばあさん(惲玉純)と出会い、助けてあげようと奔走する。

劇中で『ぶっ殺す』というセリフを言うなど、口の悪い女子高校生を演じた南沢は「そんなセリフは今まで言ったことがなかったので、ナチュラルに演じるのは難しかったですね」と苦労を明かし、「何度もリハーサルをしてイメージをつかみました。今回は手持ちのカメラで動き回って撮っていたので、カメラを意識していない分、リラックスできましたね。余計なことを考えずに演じられたのでやりやすかったです」と満足気だった。

共演者については「大学で中国語を勉強しているので、(中国の大女優)惲さんに話しかけようと思ったんですが、発音が難しくて……(笑)。ですから中国語を書いたメモ帳を指してコミュニケーションを取りました。弟役の廉くんとは、撮影の合間に仲良くなろうと話してました。でも、蹴るシーンでは痛かったみたいで、それ以降距離を置かれましたね(笑)」と苦笑いを浮かべていた。