JR九州は11月、ブルートレイン客車6両を使用した「さくら」「富士」最終ツアーを開催する。同社は2009年3月に東京- 九州間の寝台特急が廃止されて以来、ブルートレイン客車を使用した様々な企画を実施していた。しかし今回のツアーでついに最終運行となるという。牽引機関車は定期運行当時のED76形電気機関車を使用し、それぞれヘッドマークを掲出するとのこと。

定期運行当時の寝台特急「富士」と機関車「ED76 94」(ツアーでも使用)

運行区間は「さくら」が門司港駅 - 長崎駅。「富士」が門司港駅 - 鹿児島中央駅。日程は「さくら」が11月20日9:30頃門司港駅発、16:00頃長崎駅着と、11月21日11:30頃長崎駅発、17:00頃門司港駅着。「富士」は寝台特急ならではの車中泊が体験可能となっており、11月21日21:30頃門司港駅発、翌日10:30頃鹿児島中央駅着と、11月22日19:30頃鹿児島中央駅発 - 翌日10:30頃門司港駅着。「さくら」は昼食付き、「富士」は翌朝の朝食付きで、特別パッケージのオリジナル弁当を提供する予定。

料金は「さくら」往復+長崎のホテル泊で大人29,000円(こども25,000円)、「富士」往復が38,000円(こども30,000円)。それぞれ15,000円の追加料金で往復ともA寝台個室を利用できる。ほかに往路ブルートレイン+復路定期列車利用、復路ブルートレインのみなどのコースがある。車内では定期運行当時の放送案内を再現し、鉄道グッズの販売も行う。また、記念乗車証、ネックストラップタイプの参加証、特製の九州鉄道記念館入場引換券がプレゼントされるとのこと。

なお、多数の申し込みが予想されるため、受け付けは往復はがきに限定し、希望者多数の場合は抽選となるとのこと。詳しくはこちら