スタンダード&プアーズ・レーティングズ・サービシズ(S&P)は9月30日、AIGエジソン生命保険の保険財務力格付け「A+」を、方向性不確定の「クレジット・ウォッチ」に指定した。

クレジット・ウォッチの指定は、米保険持ち株会社アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)が、傘下のAIGスター生命保険(格付けなし)とAIGエジソン生命保険を48億ドルで売却することで、米プルデンシャル・ファイナンシャルと合意に達したことを受けたもの。方向性不確定のクレジット・ウォッチ指定は、S&PがAIGエジソン生命の格付けを、今後6カ月以内に上方または下方に変更する可能性があるとみていることを示している。

「A+」の格付けは、AIGエジソン生命がAIGの損害保険事業部門であるチャーティス・グループの傘下にあるアメリカン・ホーム・アシュアランスから保証を受けていることに基づく。S&Pでは、「売却が完了するまで保証は継続される」と考えている。

S&Pは買収完了後、AIGエジソン生命のプルデンシャルにとっての重要性を評価する。同社をプルデンシャルの「戦略的に重要な子会社」とみなし、かつ同社単体の信用力にプルデンシャルの黙示的な支援を加えた信用力が、現在の格付けに見合う水準を下回ると判断した場合には、「格付けを引き下げる可能性がある」としている。

S&Pでは、「同社の単体の信用力は改善する可能性が高い」とみている。一方、プルデンシャルの黙示的・明示的な支援に基づき、同社をプルデンシャルの「中核的子会社」とみなした場合には、格付けを引き上げる可能性がある。