デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(DAC)は、スマートフォンやタブレット型PCの利用実態に関する調査結果を発表した。

本調査はスマートフォンユーザー(1,217件)、携帯電話ユーザー(1,200件)、iPadユーザー(100件)を対象として、2010年8月に実施したアンケートの結果をまとめたもの。調査にはスパイアのインターネット調査サービス「ターゲットリサーチ」を活用した。

調査によると、1日1回以上インターネットにアクセスする割合は、スマートフォンユーザーが77%、iPadユーザーが60%となり、携帯電話ユーザーの約30%を大きく上回る結果となった。

時間帯別のインターネット利用状況については、スマートフォンユーザーは他のデバイスに比べ、ほぼすべての時間帯において利用割合が高かった。iPadユーザーは18時以降の利用傾向が強く、休日ではさらにその割合が高まった。

デバイスによって利用する機能やサービスが異なる傾向も見られた。検索や地図(GPS)、PCサイトの閲覧などに関し、スマートフォンユーザーは他のデバイスに比べてほぼすべての項目で利用割合が高かった。iPadユーザーは電子書籍の利用割合の高さが目立ち、半数以上(54.3%)が電子書籍を利用しており、スマートフォン19.4%、携帯電話4.3%を大きく引き離す結果となった。

また、スマートフォンやiPadの購入者の1割強が、ゲーム機、テレビ、自宅PCの利用が減ったと回答した。この傾向はiPadユーザーにより顕著に見られたほか、iPadユーザーの23.0%がモバイルPCの利用が減ったとしている。調査結果の詳細はこちら(リンク先はPDFファイル)。