【FXテクニカル】ドル円

84.00ブレイクを試したがっているドル円相場だが、84.10-20レベルでの強固なサポートゾーンがそれを阻止している。84.00割れにはストップも観測されており、今日もこのライン付近での攻防が焦点となりそうだ。

このまま下支えされた場合は、84円を中心としたボックスレンジが継続する可能性が高い。しかし、下抜けた場合は予断の許さない状況となるだろう。

何故なら、84.00割れの他、83円後半にもストップが観測されており、ストップハンティングにより、一気にドル売りが加速する可能性が出てくるからだ。そのような状況となれば83.00割れもしくは82.87レベルでダブルボトムまで視野に入る可能性が出てくる。82.87レベルをも破られた場合、82.50が次のターゲットとして浮上するかまずは見極めたいところ。

しかし、そのような状況となれば、市場では日銀による介入警戒感が一気に高まる。 前回(9月15日)は約2円急騰したが、米金融緩和観測が強まっている中、再度実施したとしても同様のインパクトがあるかは不透明だ。

ただ直近の動向を見ると、再度介入が実施されれば、85.00をブレイクは視野に入れておいた方がいいかも知れない。その際は、9月24日の急騰時に上値を止めた経緯のある55日MA(85.17)にまず注目したい。フィボナッチ指数に絡んだこのMAをも突破した場合は、レジスタンスとして意識され続けているフィボナッチ23.60%戻し85.73が、次のターゲットとして意識される展開になるのではないか。

USD/JPY 日足