ビー・エム・ダブリューは9月24日、ワゴンボディの「BMW 5シリーズ ツーリング」シリーズの改良を行ない、注文の受付けを開始した。納車は11月からを予定している。価格は640万円から865万円。

BMW 5シリーズ ツーリング

今回の変更により5シリーズ ツーリングは、この春フルモデルチェンジしたセダンと同じ世代のモデルとなった。合わせてラインナップを見直し、エコカー減税に適合した「523i ツーリング」も追加された。

ボディサイズはセダンとほぼ同じだが、全長が5mm、全高が20mm長い。ホイールベースは2970mmと同一。従来のツーリングと比べるとホイールベースで85mm、全長で60mm長くなった。ボディ前半分はセダンと同じだが、後部には容量560L(リッター)の広いラゲッジスペースを備える。テールゲート全体を開けなくても小さな荷物が出し入れできる独立開閉式リアウインドを装備。リアシートは4:2:4の3分割可倒式。すべて倒すとラゲッジスペースは1670Lまで拡大する。また、オプションの「ラゲージ・コンパートメント・パッケージ」を装備すると、バックレストの角度調節が可能になる。

ラインナップは3モデル。「523i ツーリング」は2.5L、最高出力150kw(204PS)のエンジンを搭載し、10・15モード燃費は10.4km/L。エコカー減税に適合しており、自動車取得税と重量税が50%減税される。「528i ツーリング」は3.0L、最高出力190kw(258PS)のエンジンを搭載する。燃費は未定。「535i ツーリング」は3.0L+ターボチャージャーエンジンで、最高出力225kw(306PS)。燃費は未定。エンジンはいずれも直列6気筒、トランスミッションは8速ATとなる。また、今回は4輪駆動モデル、V型8気筒エンジンモデルはラインナップしていない。