身延登山鉄道が運営する身延山ロープウェイ(山梨・身延町)はこのほど、ゴンドラや駅舎などの全面リニューアルを実施すると発表した。新デザインは、九州新幹線「つばめ」のデザインを手掛けた工業デザイナーの水戸岡鋭治氏が担当する。

身延山ロープウェイ

ゴンドラ内装(イメージ)

ゴンドラは、内装が総木目調のレトロなデザインに、外装は白を基調としたデザインにリニューアル。23日から新デザインによるゴンドラの運行を開始する。11月下旬にリニューアル予定の展望台は、七面山を望む展望台を新たに設置し、東側展望台も整備。12月下旬にリニューアル予定の駅舎については、山麓の久遠寺駅に待合室などを新設し、山頂の奥之院駅はレストラン、売店をはじめ大幅に改装するという。

ロープウェイの料金は、大人(中学生以上)往復1,250円、同片道680円、小人(4歳~小学生)往復630円、同片道340円。

山頂駅・展望台(イメージ)

レストラン内観(イメージ)

水戸岡鋭治氏は、日本を代表する工業デザイナー。九州新幹線「つばめ」、富士急行「富士登山電車」、和歌山電鐵「たま駅舎(貴志駅)」をはじめ、建築・鉄道車両・グラフィック・プロダクトなど多彩な分野のデザインを手掛け、数多くの賞を受賞している。