歌手の森高千里が30日、不二家の創業100周年記念ソング「ペコちゃんの歌」発表会に作曲を担当した久石譲とともに出席した。

「ペコちゃんの歌」発表会に出席した森高千里(左)と久石譲 拡大画像を見る

ボーカルを担当した森高は「自分の声が合うかなと思いましたが、覚えやすくて長く歌える曲になりました。うちの子供もすぐに覚えて歌っています。元気よく明るく歌ってほしいですね」と自信を見せ、久石は「古き良きアメリカの良さを出したかった」と作曲のこだわりを語った。

久石が、アメリカの作曲家・スティーブン・フォスターをイメージしたという同曲。覚えやすいメロディーとは裏腹にレコーディングでは苦労もあったようで、森高は「頭の中では『楽勝』と思いながら、実際は意外と音程が取りづらいので難しいところもありました。私よりも子供のほうがうまく歌っていたかも(笑)」と話すと、久石は「よく歌いづらいと言われるんです。すみません(笑)」と苦笑いしながらも「個性的な声の方。抜けがいいんですね。ナチュラルな感じになってよかった」と満足のコメントを寄せていた。

同社はマスコットキャラクターの"ペコちゃん"の生誕60周年と創業100周年を迎えるのを記念してさまざまな企画を実施。9月9日より全国の児童施設70カ所にペコちゃんがキャラバンカーに乗って訪問し、子供たちと一緒に「ペコちゃんの歌」を歌うイベント企画や、11月上旬には歴代のペコちゃん人形の展示やグッズ販売を展開するペコちゃんミュージアムが東京・銀座にオープンする。