読売新聞社、フジテレビジョン、グランドプリンスホテル新高輪、東映が主催する「夏休みファミリーフェスティバル 大鉄道博2010 supported by プラレール」が5日に開幕した。グランドプリンスホテル新高輪の大宴会場「飛天」にて31日まで行われる。料金は一般が1,300円、中・高校生が1,000円、小学生以下が700円(当日券)。

現在開催中の「大鉄道博2010」では、プラレールや鉄道模型を多数展示している

昨年夏に開催され、好評を博した同イベント。2回目となる今年は、プラレールのジオラマやOゲージの鉄道模型などを展示するほか、JR(旧国鉄)や大手私鉄の特急列車にまつわるストーリーも紹介している。鉄道シミュレーターでJR中央線や東武伊勢崎線を本物さながらに運転したり、子供たちが制服に着替えて運転士・駅員の仕事を体験したりするコーナーもあり、子供から大人まで幅広く楽しめるイベントとなっている。

往年の特急列車に焦点を当てたコーナーも

鉄道シミュレーターで本物さながらの運転も体験できる

開幕に先立ち行われたオープニングイベントでは、ゲストにお笑いトリオのななめ45°と、フジテレビ元アナウンサーの堺正幸氏(現CSR推進室長)が登場。ななめ45°の3人は、「みんなノッてるかーっ!!」と観客を煽った後、「ご乗車ありがとうございます」と、岡安章介さんによる"車掌ネタ"で会場の笑いを誘った。

ななめ45°(左から下池輝明さん、土谷隼人さん、岡安章介さん)は、岡安さんが鉄道博物館で運転士を体験したときの"お宝写真"を紹介

フジテレビ元アナウンサー・堺正幸氏の"お宝写真"は、熊本県の豊肥本線をかつて走っていたSL列車『あそBOY』に乗車したときのもの

一方、堺氏は鉄道愛好家というだけでなく、JR東日本の新幹線や特急列車の車内アナウンスも担当している。イベントでは、「間もなく終点、東京です。本日もJR東日本をご利用くださいまして、ありがとうございました」のセリフも披露した。司会を務めるフジテレビの福原直英・加藤綾子アナウンサーも、「新幹線に乗って、堺さんの声で『お忘れ物のないように……』と言われると緊張が走るんですよ」と苦笑い。

じつは福原アナも元鉄道ファン。堺氏が鶴見線を走っていたクモハ12の模型を紹介した後、福原アナは過去に撮影した鶴見線の写真を披露した

車内放送を担当したきっかけを、「国鉄の広報の方が、たまたま最初に声をかけたのがフジテレビ。もしそれがテレ朝やTBSだったら、私はここには立っていないはず」と謙遜しながら説明した堺氏だが、新幹線・特急列車の"声の主"としてのキャリアはすでに30年近く。録音の方法について、「『はやて123号』のような数字の場合、先に『100』『200』『300』と百の位から録音し、次に十の位、そして『1号』『2号』と録っていきます。これを組み合わせるので、よく聞くと『ひゃく、にじゅう、さんごう』とちょっと間が空いているんです」と話すと、ななめ45°の3人も「へぇ~。知らなかった……」と一様に驚いていた。