映画『踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!』が3日、遂に公開初日を迎え、東京・有楽町のTOHOシネマズにて織田裕二、柳葉敏郎、深津絵里、ユースケ・サンタマリアらが舞台挨拶を行った。

映画『踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!』初日舞台挨拶に出席した、深津絵里、織田裕二、柳葉敏郎

日本の実写映画として史上最高となる興行収入173.5億円、観客動員数1,260万人を記録した『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』から7年。再びスクリーンに戻ってきたシリーズ最新作は、新湾岸署への引越しの真っ最中に、8つの事件が次々と発生するというストーリー。強行犯係係長に昇進した青島(織田裕二)は、引越しを一任され、部下たちと共に引越し作業に取り組んでいたが、そんな中、湾岸所管轄内で金庫破りやバスジャックなど、次々と事件が発生。さらには、湾岸署を占拠される事態に陥ってしまう――。

この日は全国41カ所のTOHOシネマズで同舞台挨拶が生中継され、織田は各劇場に集まった、総合1万人以上の観客に向けて「紆余曲折もありましたが、ようやく(本作を)皆さんにお届けすることができます。最近の日本は暗いニュースが多いですが、少しでも元気になってもらえたら」と、晴れやかな笑顔で挨拶。「こんなに待たせてしまって申し訳ない。和久さん(故いかりや長介)が亡くなって、僕たちはそこから何も考えられなくなって止まってしまった時期がありました」と、前作からの7年間を振り返り、「でも、(和久さんに)『青島、いつまでそこにいるんだ。お前らは(映画を)作れるんだぞ!』と言われているような気がして……。和久さんを俺たちなりに送るために、"踊る"流に『死』や『生きる』ということ、『仲間』を大事にしてこの映画を作りました。和久さんに観てほしい」と、いかりやさんへの想いを語った。

舞台挨拶会場と相互通信で会話が可能だったのは大阪会場のみだったが、織田らは全国に向けて手を振ったり、言葉を送っていた

ユースケは、故いかりやのギャグ「オイッス! 」で会場と応酬し、集まったファンを盛り上げた

また、「楽しかったですか? 」と観客に問いかけた柳葉は、「いいなぁ~、室井は辛かったです」と応えて会場を笑わせ、「ただ、最後に青島のおかげで首が繋がりました。また、次回参加できるような気がします」と、シリーズ次回作に意欲を見せた。さらに、深津は、「7年ぶりに公開初日を迎えることができて、夢のようです。へこたれそうになった時には、(本作を観て)私たちから元気を吸い取ってほしいです」と本作をアピールした。

「言うのはタダだから」と、サンタマリアは「スピンオフ作品『新署長 真下正義の憂鬱』の製作が決定しました!」、「私と伊藤君(伊藤淳史)と小栗君(小栗旬)の3人ユニット"ザ・ブブゼラ3"で歌を出すことになりました!」と大ボラを連発し、舌好調のサンタマリアに、織田らも大ウケ

『踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ! 』は、全国東宝系にて公開中