高級筆記具ブランド「パーカー」に新時代 - レザー&アクセサリーが登場

アロー(矢羽)クリップを象徴とする高級筆記具ブランド「パーカー」に、新たにレザー&アクセサリーが登場した。パーカーが筆記具以外の商品を市場投入するのは今回初。世界で20億人が認知するプレミアム・ブランドに発展した同社の新たな試みとして、注目を集めそうだ。

デザイナーには、ミラノを拠点に、フェンディやベルサーチ、カルバンクラインなど多くのファッションメゾンでデザインなどを手がけてきたベアトリス・フォンタナを起用。同コレクションにおいても、100年以上もの時を経て築き上げられたパーカーの世界観などが表現されている。

デザインには、17世紀に英国で人気を博した銀製のかぎ煙草のケースをモチーフにしたパーカーの伝統的パターン「シズレ」を採用。ステンレススチールのロゴメタルがアクセントとなり、高級筆記具のプレミアムブランドとしての正当性を印象付ける。

PVCコーティングを施したキャンバス地は、傷が非常につきにくく、耐久性に優れ、ビジネスパーソンにも普段使いしてもらえるような工夫が凝らされている。そして、クリムゾンレッドのインナーカラーはちょっぴり大胆でありながら、エレガントで上品な仕上がりを追求する。

ラインナップは、ブリーフケースやバッグなどの「ラージレザー・コレクション」、財布やベルトなどの「スモールレザー・コレクション」、カフリンクスやネックレスなどの「アクセサリー・コレクション」の3つのカテゴリで展開。レザーグッズはイタリア製、アクセサリーはドイツ製となっている。

ターゲットは20～45歳の男性。海外では昨年から市場投入を開始。日本でも今年より、東京(大丸東京店)、名古屋(ジェイアール名古屋タカシマヤ)、大阪(高島屋大阪店)の3店舗にて「パーカー ショップインショップ」を設置し、販売を開始している。2012年までに、20店舗のショップインショップ開設を目指したい考えだ。