JR西日本は7月17日から8月11日まで、山陰本線浜坂 - 香住間を運休する。余部鉄橋の架け替え最終工事を実施するためという。鳥取駅を発着する特急「はまかぜ2号」「はまかぜ5号」は鳥取 - 香住間を運休する。工事期間中は同区間でバスによる代行輸送を実施するとのこと。ただし、途中駅の鎧、餘部、久谷のバス乗り場は国道沿いとなり、駅からは離れた場所になる予定。

余部鉄橋は日本最大のトレッスル橋

1986年の列車転落事故の慰霊碑

余部鉄橋は山陰本線の鎧駅と餘部駅間を結ぶために計画され、1909(明治42)年に着工し、1912(明治45)年に完成した。長さは約310m、高さは約41m。鉄材をくみ上げた「トレッスル橋」としては日本最大の規模という。大空に架かる赤い橋の姿は鉄道ファンのみならず多くの観光客を集めている。

この工事の開始により「赤い余部鉄橋」は7月16日で役目を終える。8月12日からはコンクリート製の「白い鉄橋」を列車が走るとのこと。なお、同鉄橋が所在する兵庫県香美町は、Webサイトにて余部鉄橋の紹介と架け替え工事の進捗を伝えている。