スイス・バーゼルにて開催された「BASELWORLD 2010」にて、ベル&ロスは、ヴィンテージウォッチ特有のデザインをとり入れた「VINTAGE BR 123 & 126 CARBON」などの注目作を発表した。

スイスの時計製造の伝統を則りながらも、過酷な環境に挑むプロフェッショナルの厳しい要求に応えるため、「視認性」「信頼性」「高精度」「防水性」という4つの基本原理に基づいてデザインされたベル&ロスの時計。

今回発表された製品の中でも注目は、同ブランドの原点ともいえる「ヴィンテージ・コレクション」のスピリットを受け継ぐという「VINTAGE BR 123 & 126 CARBON」(自動巻)だ。伝統的なラウンドケースやドーム型の風防、使い込むほどに味わいを増す天然レザーストラップを採用するなどヴィンテージウォッチ特有のデザインを採用。さらに、針やインデックス、数字などにサンドカラーを用いることで、ヴィンテージ感を高めている。ケース径は41mmとし、従来モデル(37.5mm)よりもサイズアップしている。

発売は秋以降を予定しており、2針とスモールセコンドを配したVINTAGE BR 123 CARBONが29万円。クロノグラフ機能を備えたVINTAGE BR 126 CARBONは46万円。

もちろん、コックピットに搭載された時計から発想したという、視認性の高い文字盤も備える「VINTAGE BR 123 CARBON」(左)と「VINTAGE BR 126 CARBON」

また、デザインに軍用のカモフラージュをとり入れた「INSTRUMENT BR 03-92 MILITARY CERAMIC」(自動巻)も発表。ジェット戦闘機のパイロットのためにデザインされたという同モデルの特徴は、カーキのセラミックを採用し、全体をカモフラージュカラーで統一した点。マット仕上げのケースや文字盤に、夜光塗料を施した針や、着色した無反射コーティング加工のサファイアクリスタルが組み合わされており、ケース径は42mm。防水性は100m。ベルトはラバーストラップもしくは超耐久性シンセティック・ファブリック。発売は夏以降を予定しており、価格は45万円。

ダイヤモンドに次ぎ世界で最も硬い素材のひとつであるセラミックをケースに採用した「INSTRUMENT BR 03-92 MILITARY CERAMIC」

このほか、昨年発表されたレーダーをイメージした「BR01-92 RADAR」なども2010年に発売を予定しているという。