JR西日本は5日、新型気動車「189系」の概要を発表した。2011年春から大阪と鳥取を結ぶ特急「はまかぜ」に投入する。

JR西日本「189系」気動車

外観形状は現行車「181系」を踏襲しつつ、塗装は茜色を主体にデザインしたという。車体強度を高めて安全性を高めたほか、環境対応エンジンを採用し、排気ガス中の窒素酸化物などを低減したとのこと。

3両編成を基本とし、すべて普通車、エンジン付き車両で構成される。1号車は運転台付きトイレなし。2号車は運転台無しのトイレ付き、3号車は運転台と車いす対応トイレ、授乳などに使える多目的室を備える。 客室内にはLED車内表示器を備えて停車駅情報などを提供する。また、座席の間隔を従来車より広げ、足元スペースを拡大したという。また、最前部と最後部の座席にモバイル用コンセントを設置。全席禁煙として車内空間の快適性を高めるとのこと。