雑誌『an・an』(マガジンハウス刊)の創刊40周年記念として、4月3日公開の映画『ソラニン』の特別試写会が30日、都内で行われ、ツイッターで人気急上昇中のまつゆう*が試写会前のトークショーに参加した。

映画『ソラニン』の特別試写会に出席したまつゆう*

まつゆう*は、中学校在学中にティーン誌『プチセブン』でモデルデビュー。以降、松丸祐子の本名でモデルとして活躍し、1998年にアートユニット「chelucy」を結成。現在はリーダーとして、webデザイン、ファッションショーやコスメ商品の企画などを手掛けるほか、「ヤプログ!」のプロデューサーやツイッター上で活動し、20万人を超えるフォロワーを集めている。

事前に映画『ソラニン』を見たまつゆう*は、「まさに映画と同じような、土手が近くにあるところでボーイフレンドと同棲したことがあります(笑)」と告白し、「バンドマンでも(恋人役の)種田くんみたいな人でもなかったんですが、映画の中のいろんな青春のシーンを彼とやったことがありますね(笑)。仲間で遊んでいるシーンや土手のシーンはデジャヴみたいに重なってキュンキュンしてきちゃった」と、青春時代の思い出を振り返った。

"ソラニン"とはじゃがいもの芽が出るときに生じる毒素の意味で、映画『ソラニン』は、若者が一歩前に踏み出して成長するときの痛みになぞらえたもの。自身の痛い経験を聞かれたまつゆう*は、「若いときは人の痛みを知らなくて、相手の気持ちを考えられずに傷つけたりした時期があった」と話し、「ネットの世界ではあまりよく思われないときは叩かれちゃう。若いときはそれに耐えられなかったけど、だんだん大人になって、何か言われたとき、世の中の人にはこんなイヤな感じに映ってたんだな。気をつけなきゃいけないと思うようになった。みなさんから毒をいただき、その毒で自分を浄化することができるようになったのが今の31歳です(笑)」と打ち明け、成長ぶりをアピールした。

"アヒル口女子"としても人気のまつゆう*。『an・an』で"アヒル口特集"がしたいと訴え、「アヒル口男子は成宮寛貴くんでお願いします!」と隣に座る熊井昌弘編集長に直談判していた

また、「この映画は"青春"がキュンとくるのと、とても風景がきれい。そして一番に、(ヒロインの)宮崎あおいちゃんの歌が『歌手でやっていけるでしょ』って思うぐらい本当にすごいので、そこはしっかり見てほしい」と、劇中、歌を披露する主演の宮崎あおいを絶賛し、本作の見どころを語っていた。

映画『ソラニン』は、4月3日より全国ロードショー。