台湾メーカー、特許侵害理由にiPad含むApple製品の米国販売差し止めを訴え

 

米Bloombergの30日(現地時間)の報道によれば、台湾の半導体・タッチスクリーンメーカーのElan Microelectronics (義隆電子)が米国国際貿易委員会(USITC)にApple製品の米国への輸入と販売差し止めを訴えているという。Elanによれば、Appleは同社の特許を故意に侵害しているとし、これら製品の販売を中止させるのが目的だという。これら製品にはMacBookやMagic Mouseのほか、4月3日での発売開始を予定しているiPadなどが含まれる。

Elanが特許侵害を訴えているのはタッチセンサーを備えるApple製品ほぼ全般にわたるとみられ、前述のMacBookだけでなく、iPhoneやiPod touch、iPadまで、幅広いラインナップをカバーする。Elan広報のDennis Liu氏は「われわれのゴールは自身の技術を守るため、米国でのこれら製品の販売を止めさせることにある」とコメントしているという。

実は、ElanがAppleを訴えるのはこれが初ではない。ノートPCや携帯音楽プレイヤー向けのタッチパッドなどの開発で知られる米SynapticsがElanの特許を侵害していると2008年に米連邦地方裁に認定されて以降、同様の特許を使用した製品を出荷しているとして2009年4月にAppleに対して訴訟を起こしている。問題となっているのは、Elanが保有する電子機器におけるタッチパッドやタッチスクリーンなどのマルチタッチに関する特許だという。

なお、3月2日にAppleは台湾のスマートフォンメーカーHTCをマルチタッチ技術など複数の特許侵害で訴えているが、Elanによれば今回の訴訟はAppleによるHTC提訴とは何の関連もないという。だがiPad発売の4日前という絶妙なタイミングを狙っての販売差し止め訴訟は、Appleに対する揺さぶりを狙っている可能性がある。

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