エムエスアイコンピュータージャパンは、従来は2枚構成だった基板デザインを新たに1枚構成へ変更したバージョンのNVIDIA GeForce GTX 295を搭載するグラフィックスカードの新モデルとして、GPUコア/メモリに独自のオーバークロックを施した「MSI N295GTX-2D1792-OC」を発表した。既に発売を開始している。価格はオープンだが、店頭予想価格は60,000円前後。

「MSI N295GTX-2D1792-OC」。エアフローを見直した新意匠のヒートパイプの内蔵により、冷却能力も向上している

本製品は、"DrMOS"や"ミリタリークラス品質"の採用などが特徴の同社従来製品「N295GTX-2D1792」を、独自のオーバークロック仕様などでさらに強化したウルトラハイエンドカードだ。GeForce GTX 295は、単体のグラフィックスカードにGPUを2基内蔵し、協調動作させることで、NVIDIA史上最高のパフォーマンスを実現したGPUとして知られる。

主な仕様は、ストリームプロセッサ数が480基(240基×2)、コアクロックが650MHz(標準では576MHz)、メモリクロックが2,100MHz(数値はデータレート、標準では同2,016MHz)。メモリタイプはGDDR3 SDRAMで、容量は1792MB(896MB×2)、接続バス幅は896bit(448bit×2)。PCとの接続バスインタフェースはPCI Express (2.0) x16。出力端子はDVI-I(デュアルリンク対応)×2で、DVI→D-Sub変換コネクタも同梱する。