ビザ・ワールドワイドは30日、海外渡航先での決済方法と現金調達に関する理解と実態を把握するための意識調査を実施した。

同調査は、シンガポール・チャンギ国際空港の出発・到着の両ターミナルを利用する18歳以上の男女2,226名を対象に行われた。

同調査によると、現地で参加するツアーや食事など、現地での支払いは「現金で」と回答した日本人旅行者が多かった。なかでも「食事・エンターテイメント」(79%)、「ショッピング・お土産」(63%)、「ツアー・アクティビティ」(61%)では「現金派」が圧倒的に多数であることが分かったという。

日本人旅行者の現金調達のタイミングは、「出発前」が63%と多数を占めた一方、「旅先で」と回答したのはわずか1%にとどまった。前もって現金を調達しておきたい理由として「すぐに使える現金をもって現地入りしたい(67%)が最も多く、次いで「出発前の方が便利」(42%)、「出発前の方が安全」(38%)、「為替レートが良い」(24%)、「旅先で現金を引き出す方法が分からない」(19%)と続いた。

日本人旅行者が出発前に調達した現金は、1,001米ドル以上が41%で最多で、続いて「501~1,000米ドル」(30%)、「301~500米ドル」(26%)、「300米ドル未満」(3%)の順。約7割以上の日本人旅行者が501米ドル以上の多額の現金を準備していることが分かったとしている。