ジャガー・ランドローバー・ジャパンは29日、ランドローバーの中核モデル「ディスカバリー」をフルモデルチェンジした「ディスカバリー4」の受注を開始した。発売時期は11月が予定されている。価格はHSEが793万円、SEが673万円。

ディスカバリー4

新開発の5L V8エンジンを搭載し、センターマウントされたスプレーガイデッド・ガソリン噴射システムと、トルク駆動独立カムシャフトタイミングの採用で、従来の4.4Lエンジンと比較して出力が25%向上した最大出力375ps(276kW)となった。なお、ニューレンジローバーヴォーグ/スポーツに採用される、スーパーチャージャー搭載エンジン搭載モデルは用意されない。

インテリア

エクステリアは、フロントグリルとフロントフェンダーベントにチタンフィニッシュのメッシュデザインを採用。ヘッドライトにはLEDテクノロジーを採用した新デザインを採用した。また、フロントバンパーには5L V8エンジンの冷却に対応するため大型開口部が設けられている。独自のテレイン・レスポンス・システムや、ヒル・ディセント・コントロールを向上した。さらにサスペンションナックルを変更することで、車両の重心とサスペンションのロールセンターを一致させ、コーナリング時の車体のロールを大幅に改善した。フロントアンチロールバーとダンパーの採用などにより乗り心地も大幅に向上したという。

インテリアは、数多くのコントロール類を減らし、ドライバー側に向けられたセンターコンソールで視認性と操作性を向上したという。また、室内のダッシュボード部やドアの内張にはやわらかな新素材を採用し、視覚的だけでなく感覚的にもインテリアの質感を高めたとしている。シート形状やすわり心地も改良し、ステアリングヒーターの装着などとともに長時間のドライビングを快適にした。インストルメントパネルにはパーソナライズ可能な5インチ液晶や、360度ビューのサラウンドカメラシステム、HDDナビゲーションシステム、プッシュボタンによるエンジンスタート/ストップシステムなどを搭載する。