NHK大河ドラマ『天地人』の特別展の開会式が29日、東京・六本木のサントリー美術館で行われ、上杉景勝役の北村一輝と景勝の母・仙桃院役の高島礼子が出席した。

『天地人』特別展の開会式に出席した北村一輝(左)と高島礼子

高島は、この日の為に、数着用意した中から選んだという艶やかな着物姿で登場。初出演の大河ドラマに「念願の大河ドラマだったので、緊張というよりもワクワクして、(撮影を)楽しみにしていました」と喜びを語った。一方、常に眉間にシワを寄せ、寡黙な役どころの北村は「今日はちょんまげを置いてきました(笑)」と冗談を飛ばすなど、終始笑顔を見せ、司会者から「お笑いになるんですね」と突っ込まれるほど。思わず、北村も「(景勝のように)黙ってた方が楽なんですけどね(笑)」とノリ返していた。

役作りに当たって、自分なりに史実や資料を集めて勉強したという北村は、「(展示している)資料を見て、役を演じているだけなのに、自分と照らし合わせてみると熱く込み上げてくるものがあった」と感激の様子。「ドラマなので、(景勝像が)史実とはちょっと違うところがある。でも、一年経って見終わった後、なるほどなと思ってもらえるように、どういう風な過程で寡黙になったのかなど、一年を通して成長を見せていけたらいいなと思っています」と思いをぶつけた。

一方、高島は「北村さんのお母さん役をやるというのは、自分の中で戦いがあったんですけど(笑)」と会場を笑わせ、「現実に母親になったことがないので、母親の持つ普通の気持ちが分からない。でも、だからこそ仙桃院の気持ちになれる。普通の母親像ではなく、あまり迷わずに自然な感覚で演じています」と、高島オリジナルの母親を作り上げている。

「景勝は一言一言セリフが短いですよね?」との質問に、北村は景勝になりきって「うん」と一言。目が泳ぐ表情については「あれは本番で緊張して目が泳ぐだけ(笑)」とジョークで会場を笑わせた

高島は、新潟と岩手のロケで「お米がほんとに美味しくて、ご飯ってこんなに美味しいんだと再確認しました」と満面の笑みで振り返っていた

ドラマの今後の見どころについては「上杉が上洛して、真田幸村や前田利家など、どんどん素敵な俳優の先輩が出てきて、もっと重い話になってきます。今までの若いスタンスとは違って、大河ドラマっぽくなっていきます」(北村)、「まだ中盤なので、これから魅力あるキャストの方たち、素晴らしいエピソードが盛りだくさんなので、これからますます楽しんでいただけると確信しています」(高島)と、自信をのぞかせていた。

特別展「天地人‐直江兼続とその時代‐」は、2009年5月30日(土)から7月12日(日)まで、サントリー美術館にて開催。NHK大河ドラマ『天地人』と連動し、直江兼続をはじめとした武将たちゆかりの品々や、華麗な桃山文化などの文物など、国宝・重要文化財を含む約240点の作品を紹介する。