光響ファンタジー・水と大地の神秘

国の特別天然記念物である秋芳洞が今年で開洞100周年を迎える。山口県美祢市は開洞100周年記念事業の一環として、秋芳洞のライトアップイベント「光響ファンタジー・水と大地の神秘」を開催する。開催期間は7月25日~8月2日、開催時間は8:30~17:00(入洞は16:30まで)。観覧料は大人・高校生が1,200円、中学生が950円、小学生600円。

秋芳洞は今からおよそ650年前の南北朝時代に発見された鍾乳洞で、その規模は日本で最大級の鍾乳洞となる。アクセスは新山口駅からバスで約40分で、入洞者数は年間60~70万人に達する。

石井幹子氏

今回のライトアップイベントは開洞100周年記念事業のなかでもメイン事業となり、秋芳洞を光と音で演出し、幻想的な空間を作り出すというもの。同イベントの照明を担当した照明デザイナーの石井幹子氏は「洞内7カ所にそれぞれテーマと光を設定し、秋芳洞の自然の造形を浮き立たせました。年齢、性別、国籍に問わず、受け入れられ、感動するものを追求しました」と秋芳洞の"魅力"を引き出した演出を説明。また、「入洞者の安全を考えるのももちろんですが、鍾乳洞を傷めないように紫外線をカットしたり、鍾乳洞内の湿度100%という環境下でも使用できる器具を選択しました」と鍾乳洞という特殊な環境ならではの苦労と配慮を語った。そのほか、全89台の照明器具のうち61台をLED照明器具を採用し、消費電力を約7KWに押さえることで省エネにも尽力したとしている。

秋芳洞内のライトアップ例

山口県美祢市長の村田弘司氏は「今回のイベントは期間の設定、皆様の満足度、洞内環境へ影響などにおいて"実験"的な要素が含まれています。同イベントを今後の美祢市観光の起爆剤にできれば」と述べている。