航空業界が専門のリサーチ会社の英・Skytrax社は、世界の航空会社をランク付けする「2009 Airline of the Year」を発表した。調査は2008年8月~2009年3月までの期間に、世界97カ国・1,600万人以上を対象に実施したとしている。ランキングの結果、2009年の総合トップはキャセイパシフィック航空(CX)。前年2位から4年ぶりの首位に返り咲いた。

一方、2007~2008年の2年連続でトップに君臨していたシンガポール航空(SQ)は2位に後退。以下、3位にアシアナ航空(OZ)、4位にカタール航空(QR)、5位にエミレーツ航空(EK)が続いた。

地域別では、ヨーロッパ1位はスイス・インターナショナル・エアラインズ(LX)。オーストラリアではカンタス航空(QF)、北米ではコンチネンタル航空(CO)が選出された。

その他部門別では、客室乗務員部門でマレーシア航空(MH)、機内エンターテイメント部門でエミレーツ航空、ローコストエアライン部門でエア・エイジア(AK)がそれぞれトップに輝いた。また、機内食部門では、ファーストクラスがシンガポール航空、ビジネスクラスがエティハド航空(EY)、エコノミークラスがアシアナ航空(OZ)が1位を獲得した。

一方、日系航空会社では、プレミアムエコノミー部門で4位の全日空(NH)が唯一のランクインというやや寂しい結果となった。

「Airline of the Year 2009」総合トップ10

順位 航空会社
1位 キャセイパシフィック航空(CX)
2位 シンガポール航空(SQ)
3位 アシアナ航空(OZ)
4位 カタール航空(QR)
5位 エミレーツ航空(EK)
6位 カンタス航空(QF)
7位 エティハド航空(EY)
8位 ニュージーランド航空(NZ)
9位 マレーシア航空(MH)
10位 タイ国際航空(TG)