インターワイヤードが運営するネットリサーチサービス「DIMSDRIVE」は31日、プライベートブランドに関するアンケートの調査結果を公表した。同調査は2008年11月26日~12月11日にかけて、DIMSDRIVE登録モニター11,236人から回答を得た。

スーパー・コンビニでの買い物の仕方として、16項目の中から当てはまるものを選んでもらったところ、全体の73.3%が「できるだけ、自分の価値観にあっているものを選ぶ」に当てはまる(「とても」と「やや」の合計値)と回答した。また「1円でも安く買いたい」は67.1%と2番目に多かった。

一方、安さと品質のどちらを重視する人が多いかについては、「価格が多少高くても、品質が良い方が良い」(35.9%)が「品質が多少劣っても価格が安い方が良い」(27.9%)を上回った。

プライベート・ブランド(以下、PB)の商品購入経験は96.2%に上った。うち「頻繁に購入している」は18.7%、「ときどき購入している」は63.5%だった。年代別での購入率はすべての年代で90%を超え、最も高いのは30代で97.0%。また「頻繁に購入している」の割合は30代23.4%、20代21.4%、10代18.1%の順に高く、特に30代・20代では2割を超えた。40代以降は年代が上がるほど頻繁に購入する人は少なくなっている。

PB購入経験者に、よく購入しているPBを尋ねたところ、「トップバリュ」が56.8%と断トツ。2位は「セブンプレミアム」(28.5%)だった。良く購入するものについては、「菓子」(44.9%)、「飲料」(30.0%)、「インスタント食品」(28.9%)、「パン」(25.4%)、「調味料」(24.1%)と続いた。食品以外で最も多かったのは「トイレットペーパーなど」(19.1%)。

PBを購入する理由は、「価格が安いから」(82.7%)が圧倒的で、「メーカーのブランドに劣らない品質だから」(36.3%)、「スーパーが責任を持って販売していそうだから」(25.8%)、「大手スーパーの商品だから」(15.0%)、「商品が信頼できるから」(14.1%)と続き、「おいしいから」(13.6%)よりも多く回答されている。

購入したPB商品の満足度は、「とても」「まあ」の計81.4%が「満足」していると回答。「あまり満足していない」は1.8%、「全く満足していない」人は0.3%と少数だった。今までに満足できなかった・不満があった商品については(自由回答)、「菓子」、「カップめん」、「調味料」、「パン」、「トイレットペーパー」、「洗剤」などが多く挙げられた。それらの不満点については、「味が良くない」、「量が少ない」という回答が特に多く、「製造元」などに対する不安が寄せられた。