ヤマハは、ブース中央やステージ上で、先日発表された国内仕様のVMAXと、近日の発表が予定されているスーパースポーツモデルYZF-R1の市販予定車を複数展示。来場者の注目を集めていた。

4月20日から発売される、発表されたばかりのVMAXは、一般向けでは大阪に続く初お目見えとあって、特に人気が高く展示内容も充実している。ブース内には、発表会で展示されたカットモデルや、吸気ファンネル長が可変する「YCC-I」のデモなども行われていた。

発表されたばかりのVMAX

VMAXのカットモデル。エンジンやマフラー内部まで見ることができる

エンジンとダミータンク部のアップ。エアファンネルはダミータンクいっぱいに使われていることがわかる

吸気カムからギヤを通じて排気カムを動作するヘッド周りのしくみ

吸気ファンネル長が変化するさまが見られるデモ

メーター右上にはシフトアップインジケーターも備える

ワイズギアブースではカスタマイズパーツを装着したVMAXが展示されていた

なお、同社ブース横のワイズギアブースでは早速カスタマイズパーツを装着したVMAXの展示も行われていた。

もう1つの目玉は近日正式発表が行われると思われるスーパースポーツモデルYZF-R1の市販予定車。これまではプレストによって逆輸入車が市販されてきたが、今回、国内規制の適合可否が確認できないため、取り扱いを見直すというニュースが発表され、国内での発売が懸念されていた。ヤマハでは、国内の排気ガス規制に適合させるため、国内仕様車の自社発売を開始するという。

気になるのが、国内仕様と輸出モデルとのパワー差だが、説明員によれば「もちろん国内仕様としての発売を前提として開発している。VMAXは国内仕様でも151PSだが、YZF-R1でも同じように驚いていただける」とのこと。正式発表も「まもなく」行われるという。

こちらはブルーのYZF-R1。ブース中央にはブラックが展示されている

ステージにはホワイトのYZF-R1が展示されていた

また、2008年度のMotoGPワールドチャンピオン、バレンティーノ・ロッシが、2009年度にMotoGPに参戦するFIAT YAMAHA TEAMの「YZR-M1」も出品。日本では、20日から大阪で開催された大阪モーターサイクルショーでの国内初公開に次ぐ出展となる。なお、この公開されたばかりのYZR-M1はほかのブースでも見ることができ、合計で少なくとも3台展示されているのを確認できた。

YZR-M1はロッシのヘルメットやレザースーツと共に展示されている。

ブリヂストンのブースでもロッシのYZR-M1が展示

こちらはNGKブース。ここにもYZR-M1が

そのほか、WR250RやXT250X、セロー250などオフロードモデルのラインナップも展示された。

手前からWR250R、WR250X、XT250X

セロー250などやトリッカーなども展示されていた