東大家庭教師友の会は23日、現役の大学生のお財布事情に関する調査を実施し、結果を公表した。調査はメールマガジン「T-NEWS」に登録する約1万4,000人の現役大学生を対象に行われ239件(うち東大生142人)の有効回答を得た。

調査結果によると、1カ月のアルバイト収入は「1~3万円」が32.4%で最も多く、次いで「3~5万円」(27.5%)、「5~10万円」(19.0%)と続いた。アルバイトはしていないという東大生も12.7%いたとのこと。難関大学生は「3~5万円」(27.8%)がトップで、以下「1~3万円」(25.8%)、「5~10万円」(24.7%)の順となった。アルバイト収入が10万円以上と答えたのは東大生で2.1%、難関大学生は7.2%でその差はおよそ3.5倍に上る。

一方で、東大生の40.8%、難関大生の49.5%が「仕送りはない」と回答。東大生・難関大生を平均すると45.2%と半数近い結果となった(親と同居の学生を含む)。

また、1カ月に自由に使える金額についてはアルバイト収入と同様、東大生は「1万~3万円」(47.9%)、難関大生は「3万~5万円」(38.1%)がもっとも多かった。出費の内訳は、「食費」がダントツの1位で東大生・難関大生ともに約半数を占め、「飲み会などの交際費」は2位にランクインした。一方「書籍費」は、東大生が9.2%だったのに対し、難関大生は2.1%と少なかった。

学生の貯金(預金)額は、東大生・難関大生ともに「10万円未満」がもっとも多く、「10万~30万円」が続いた。また、東大生の6.3%、難関大生の13.4%が100万円以上貯えていると回答している。