6月27日より、シネマスクエアとうきゅう他にて全国公開となるアニメ映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』(以下『破』)。その特報映像が3月14日より全国公開劇場館(一部劇場を除く)にて上映される。またこれに合わせて、上映劇場及び関連ショップなどで掲示される第1弾ポスタービジュアルも公開となった。

一見シンプルながら濃密な情報が込められた第1弾ポスター。エヴァンゲリオンの新機体や新キャラクターの断片的な情報など、すべてがキーワードと言っても過言ではない

今回の特報映像は、大画面で映像を楽しんでほしいという側の希望により、劇場のみでのプレミア先行上映となる。新作カットもふんだんに使用しているとのことなので、ぜひとも各人その目で確かめてほしい。音楽は前作『序』の予告編にも使用された、宇多田ヒカルの『Fly Me To The Moon (In Other Words) -2007 MIX-』。公開劇場については『破』の公式サイトを参照のこと。

同時に発表された第1弾ポスターは、キャラクターイラストなどを使用せず、赤い海(?)のビジュアルを前面に押し出したシンボリックなものとなっている。なかでも注目すべきは、右側部分に並べられた鮮烈な単語の数々。ひとつひとつの言葉が、これまで非公開だった『破』の内容に踏み込んだものとなっており、読む者の胸が高鳴る、まさに預言の文言となっている。その文面については記事の最後に掲載するので、一言一句漏らさずその真意を見極めてもらいたい。

14日より発売される『破』の特典付き特別鑑賞券は全3弾の予定。第1弾のイラストは『破』のキーパーソンと目されるアスカ

特報映像が上映される3月14日からは、全国公開劇場(一部劇場を除く)の窓口にて、特典付き特別鑑賞券も発売となる。第1弾は既報のとおり、アスカの描き下ろしイラストチケットと特典「50%ベアブリック・アスカ ver.」の組み合わせで、価格は1,600円。また今回イラストは公開されなかったが、第2弾のレイver.の発売開始は4月18日と決定したので、そちらを目当てにしている人はもう少し待っていてほしい。

特報映像の上映開始、第1弾ポスター公開と、いよいよ6月の劇場公開に向けて具体的な動きが見え始めた『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』。それらの最新情報を制作現場から直接伝えるべく、公式フリーペーパー『EVA-EXTRA』が刊行開始されることが決定した。編集・発行はカラー。『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』全4部作の企画・製作・プロダクション・配給を一貫して行うカラーが、フリーペーパーという形でダイレクトに情報発信を行う、アニメ業界としては異例の試み。『EVA-EXTRA』はA5版冊子で24ページを予定。全国上映劇場(一部劇場を除く)のほか、TSUTAYA、タワーレコード、HMVなどの大型レコード店や全国大型書店、アニメイト&ブロッコリー各店、ローソン、他タイアップ関連店舗で配布となる。第1号の発行は4月18日、第2号の発行は5月中旬、第3号の発行は6月中旬をそれぞれ予定している。

こちらがフリーペーパー『EVA-EXTRA』のロゴ。『破』の公式文字情報の統一カラーとなっているオレンジが一貫して使われている。制作現場からの直送情報に期待したい

またこの『EVA-EXTRA』の予告的な内容となるプレ号(0号)が、東京国際アニメフェア2009で20日に行われるステージイベント「日本アニメ:ネクスト・ジェネレーション」(主催:アニマックス)の席上で配布となる。このステージイベントでは『破』の最新映像も上映予定なので、会場に足を運ぶ人は見逃さないようにしてほしい。観覧は先着500名の整理券制。整理券は会場内ステージII入口にて10時より配布開始。ステージイベントは10時30分から。観覧は無料だが、東京国際アニメフェア2009の入場料金は別途必要。詳しくは東京国際アニメフェア2009の公式サイトにて確認のこと。『EVA-EXTRA』プレ号は、会場内のキングレコードブースでも配布される予定だが、数が限られているのでご注意を。このほか、ポータルサイト「Yahoo! JAPAN」とのタイアップ企画も準備も進行中。企画の始動は4月1日となっているので、こちらも要チェック。

それでは最後に、第1弾ポスターの右側部分に記載されている文字情報を全文掲載する。この場で解説や推察などは加えないので、それぞれ見方で『破』の未知のドラマを思い描いてみてほしい。

■『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』第1弾ポスタービジュアルより

アスカ「そっか。私、笑えるんだ」

第3の使徒
封印監視特化型限定兵器 人造人間エヴァンゲリオン 局地仕様 仮設5号機
EVANGELION PROVISIONAL UNIT-05
TASK-02
汎用ヒト型決戦兵器 人造人間エヴァンゲリオン 正規実用型 2号機(先行量産機)
EVANGELION PRODUCITION MODEL-02
エヴァンゲリオン空中挺進専用S型装備
第2の少女 式波・アスカ・ラングレー大尉
加持リョウジ首席監察官
ネブカドネザルの鍵
国際環境機関法人 日本海洋生態系保存研究機構
タブハベース
命中確率99.9999%
N2航空爆雷投射用機動式軌道衛星
特別宣言 D-17
女のカン
土の匂い
汎用ヒト型決戦兵器 人造人間エヴァンゲリオン 次世代試験 4号機
EVANGELION NEXT GEN TESTBED-04
バチカン条約 第13条第1項
真のエヴァンゲリオン
偽りの神
***・マリ・*******
人形
ダミーシステム搭載型エントリープラグ「特1号」
隠蔽
松代第2実験場 仮設ケイジ
第1回有人起動実験
守秘回線
浸食タイプ
汎用ヒト型決戦兵器 人造人間エヴァンゲリオン 正規実用型 3号機
EVANGELION PRODUCTION MODEL-03
処理
最強の拒絶タイプ
捕食

サード・インパクト
EVANGELION Mark.06

シンジ「僕はもう、誰とも笑えません」

マリ「……そうやっていじけてたって、何にも楽しいことないよ」
(C) カラー