夫への愛情、約3割の妻が出産1年後に低下--子育て参加が愛情維持のカギ

 

ベネッセコーポレーションの社内シンクタンク・ベネッセ次世代育成研究所はこのほど、「第1回 妊娠出産子育て基本調査・フォローアップ調査(妊娠期~0歳児期)」を実施し、結果の速報版を発表した。

同調査は2006年度から2010年度にかけて、妊娠期から子どもが2歳になるまでの4年間を1年ごとに、夫婦それぞれへのアンケートを積み重ねていくスタイルを採用している。今回の速報版は、妊娠期から子どもが0歳児後半になった時点までのアンケートを分析したもの。フォローアップ調査に同意した夫婦401組を対象に行われた。速報によると、この期間に夫婦の愛情関係は低下していくものの、夫が子育てに多く関わっている夫婦ほど妻から夫への愛情も保たれていることが窺える。

「配偶者を本当に愛していると実感する」との問いには、妊娠期の妻の71.3%が「あてはまる」と回答したのに対し、0歳児期の妻では約30ポイントも低い41.6%の結果に。一方、妊娠期の夫は73.6%が、0歳児期の夫は61.8%が「あてはまる」と回答。夫から妻への愛情は余り変わらないのに対し、妻から夫への愛情は妊娠期から0歳児期にかけて大きく減少することが多いようだ。

次に、配偶者は家族と一緒に過ごす時間を努力して作っているかと聞くと、夫への愛情が保たれている妻の場合は、80.5%が「あてはまる」と回答。反対に愛情が保たれていない妻では30.3%にとどまった。また、配偶者は自分の仕事や家事、育児をよくねぎらってくれるかと聞いたところ、愛情が保たれている妻の72.1%が「あてはまる」と回答したのに対し、愛情が保たれていない妻では25.8%と3割にも満たなかった。

さらに、夫の子どもへのかかわり方を聞いたところ、「子どもと遊ぶ」の項目では、妻からの愛情が保たれている0歳児夫の場合60.4%が「ほとんど毎日する」と回答。一方、妻からの愛情が保たれていない夫は49.2%と10ポイント以上も低かった。このほか、「子どもがぐずったとき落ち着かせる」「子どもと話すことを喜んでいる」などいずれの質問においても、妻からの愛情が保たれている夫の方がポイントが高い傾向になっている。

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