主演映画『おくりびと』がアカデミー賞にノミネートされている俳優の本木雅弘が29日、東京・恵比寿で行われた『独占生中継!第81回アカデミー賞授賞式』(WOWOW 2月23日 9:50~)の番組発表記者会見に出席し、2007年にアカデミー賞のレッドカーペットを経験した菊地凜子と滝田洋二郎監督らとトークショーを行った。

トークショーを繰り広げた菊地凛子(左から)、本木雅弘、滝田洋二郎

本木雅弘主演、滝田洋二郎監督の『おくりびと』が外国語映画賞にノミネートされ、俄然注目を集める今年のアカデミー賞。同部門の日本映画としてのノミネートは、第76回の『たそがれ清兵衛』以来、5年ぶりの快挙となる。本木は「自分がこれまで出演した作品の中で、ここまでたくさんの方に観ていただけたのは『おくりびと』が一番。ノミネートされて自分も興奮はしていますが、周りの皆さんの方が自分ごとのように喜んで頂いて、魔法のレッドカーペットに載せられているような気分ですね」と語りながら「人間の生死という普遍的なテーマを扱ってはいますが、日常的な感覚の中に命の有り難さがフッと入ってきます」と解説した。

「ノミネートされて作品を背負って行きますが、ミーハー気分で参加したいと思っています。当日は相当舞い上がっているので、ファスナーが全開かもしれないですね(笑)」と本木雅弘

シャネルのファッションで登場した菊池凛子。「『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』は13部門ノミネートされていますが、私の周りでは『スラムドッグ$ミリオネア』が評判です」と

また、この日は2007年の『バベル』でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされた菊地凛子がスペシャルゲストとして登壇。「とにかく考えているよりレッドカーペットは長いです。イベントが始まってから時間も長い(笑)」と一昨年の経験を語り出すと本木が「途中でトイレとか行けるんですか?」と質問。そんな本木に菊地は「CMの間中は席を立ってもいいんですよ。でもホテルから車で移動する間、ずっと渋滞しているんです。だからホテルを出る前にトイレ(笑)。朝から何も飲まない方がいいんじゃないんですか?」とアドバイスしていた。

『独占生中継!第81回アカデミー賞授賞式』は、2月23日(9:50~)にロサンゼルス コダック・シアターより生中継される。日本語字幕版のリピート放送は、同日の21:00より放送。