ゴメス・コンサルティングは27日、「2009年1月オンラインバンクランキング」及び「モバイルバンキングサイトランキング」を発表した。この調査は、PC向けおよびモバイル向けオンラインバンクサービスの使いやすさや利便性を評価するもので、1月13日時点での各銀行のサービス内容を調査・分析し、ランキングに反映している。同調査は2007年7月に公表されて以来、1年半ぶりとなる。

オンラインバンク ランキング

順位 得点 銀行名 前回順位
1位 8.01 三井住友銀行 1位
2位 7.92 ソニー銀行 3位
3位 7.83 住信SBIネット銀行 -
4位 7.76 イーバンク銀行 2位
5位 7.37 新生銀行 4位
6位 7.34 りそな銀行 8位
7位 7.27 みずほ銀行 7位
8位 7.19 三菱東京UFJ銀行 9位
9位 7.18 ジャパンネット銀行 6位
10位 6.78 シティバンク銀行 15位

モバイルバンキングサイト ランキング

順位 得点 銀行名 前回順位
1位 8.02 三井住友銀行 2位
2位 7.53 イーバンク銀行 1位
3位 7.18 ソニー銀行 3位
4位 6.95 住信SBIネット銀行 -
5位 6.75 ジャパンネット銀行 5位
6位 6.71 じぶん銀行 -
7位 6.42 みずほ銀行 4位
8位 5.91 セブン銀行 7位
9位 5.90 りそな銀行 8位
10位 5.75 スルガ銀行 ダイレクトバンク支店 9位

同調査では住信SBIネット銀行、イオン銀行、じぶん銀行といった新規参入3行のほか、静岡銀行インターネット支店が新たにノミネートされ、いずれも既存銀行に引けをとらないサービスレベルが評価されている。また、既存銀行においても、WEBサイトのユーザビリティ改善や取扱商品の多様化といった、より上質なサービスを提供しようとする努力が評価された。特にオンラインバンク/モバイルバンキングサイトの両部門で1位に輝いた三井住友銀行は、取扱商品の幅広さやセキュリティ・カスタマーサポート体制、サイト自体の使いやすさのほか、EdyやSuicaへのモバイルチャージの対応や他行ATMとの提携など総合力の高さが支持を集めたようだ。

一方で、金融業界を取り巻く環境悪化の流れを受け、手数料や各種の優遇サービスについては縮小の動きも一部にみられ、ユーザー側にとっては、各行のサービス見直しに伴う自身への影響を見極める必要があるといえそうだ。