東大家庭教師友の会は20日、現役東大生(161名)を対象とした「不況」に関するアンケート調査結果を発表した。調査はインターネットによって昨年12月下旬に実施された。

「不況を身近に感じることはありますか?」の問いには「時々ある」(46.6%)、「よくある」(30.4%)と、東大生の8割弱が不況を身近に感じていることが明らかになった。

「不況になり、あなたの意識や行動に変化はありますか?」の問いには、意外にも「特に変わらない」とする回答が1位(34%)。その理由は「最悪の状況になっても、正直、東大生なら何とかなる」など「東大生の自信」をうかがわせる意見が少なくなかった。

さらに「不況によるあなた自身の就職活動への影響はありますか?」の問いには「多少不安だが、大きな影響はない」とする回答が1位(49.1%)。「希望していた就職ができるか、やや不安」が2位(31.7%)、「まったく影響はない」が3位(11.2%)と続いた。

「不況による、あなた自身の就職活動への影響はありますか?」

東大生は公務員希望者や弁護士、会計士など国家資格取得を目指す人が多いこともあり、自分の就職活動は景気には左右されない、と自信を持っている人が多いことが汲み取れる結果となった。