『地球が静止する日』のPRで来日したキアヌ・リーブス
撮影:石井健

日本のアニメ『カウボーイビバップ』がハリウッドで映画化されるらしい、という噂が流れたのは半年ほど前のこと。同時にこの作品のファンであることを公言しているキアヌ・リーブスが主人公のスパイク・スピーゲル役を演じるのでは、という憶測も一部ファンの口の端に上っていた。この噂は果たして真実であったことが17日(米国時間)わかった。米MTVの記者のブログで、キアヌ・リーブスとのインタビューで本人が認めたことが明かされている。

『カウボーイビバップ』は、日本で1998年から1999年にかけて放映された人気テレビアニメシリーズ。2001年9月には劇場作品も公開されている。

同作品の実写化については、2008年7月に20世紀フォックスが映画化の権利を獲得したことを発表。『アイ・アム・レジェンド』の制作にあたったアーウィン・ストフ氏がプロデューサーを務めることが明らかにされたものの、キャスティングなどの詳細は公にされなかった。

MTVの記者によると、キアヌ・リーブスは最近のインタビューで同作品への関与を認めたという。また、脚本家は公式には未発表だが、現在、脚本が執筆段階にあることも明かした。さらに、キアヌ・リーブスはストーリー展開など企画の初期段階から関与もしているとのこと。「この作品にはウエスタン映画のような魅力がある。この企画の成功のカギは美術監督にかかっている」と、美術監督の選定を進めていることもほのめかした。