名古屋鉄道(以下、名鉄)は27日、新型特急電車「1700系」の運行を開始する。同特急電車は6両編成で、4両が特別料金不要の一般車、2両は特別料金(μチケット)が必要な指定席の特別車となる。2004年に登場した特急電車2200系に準じた仕様で、一般車については新造、特別車は1600系を改造したという。1700系4編成を導入し、特急や快速特急として運行する。

名古屋鉄道1700系

1700系は、同社が同日に実施するダイヤ改正に合わせて運行を開始する予定。ダイヤ改正では、中部国際空港向けの全車特別車「ミュースカイ」を除いて、既存の全車特別車の快速特急と特急を一部特別車特急に変更するという。今回のダイヤ改正では、日中に名鉄名古屋駅を発着する特急を1時間あたり5本から8本に増発。豊橋方面、犬山方面、半田・河和方面の特急が充実するという。1700系は2200系とともに、名鉄各線の快速特急と特急列車に使用されるとのこと。

1700系特別車に改造される以前の1600系は、1999年に7000系パノラマカー白帯車の置き換え用として登場。3両編成で全車特別車の特急列車として運行し、6月に引退していたという。