2009年1月3日に放送される人気時代劇シリーズ『陽炎の辻~居眠り磐音 江戸双紙~』のスペシャル版の記者会見が5日、東京・渋谷のNHKで行われ、主演の山本耕史、檀れいが出席した。

山本耕史(左)と檀れい

2007年7月に第1シリーズが放送され、今年9月には第2シリーズが放送。好評を博した人気時代劇が正月にスペシャルとして復活する。原作はベストセラー作家・佐伯泰英の同名小説。情に厚く、どんな剣も柔らかく受け流してしまう剣の達人である浪人・磐音(山本)が、心に深い傷を負いながら、爽やかに生き、正義を貫く痛快娯楽時代劇だ。

今回のスペシャルでは、主人公の磐音が、両替商の依頼で6,000両という大金を江戸から伊豆に運ぶ任務に就き、道中で大金を狙う者たちと対決していく。山本は「これまでとは違い、今回はロケが多かったので新鮮でしたね。違う土地で違う空気を吸う磐音という存在をお楽しみいただきたいです」と撮影を振り返る。殺陣があり、セリフも多い磐音役については「第1弾の時は不安があったんですが、今では磐音が自分の身体に入っているというか、自分に近くなってきているんです」とますます演技にノッている様子だった。一方、檀は両替商・吉右衛門の妻・お艶として出演し、第2シリーズで亡くなったが、お艶の生き写しという設定のお絹を演じる。「お艶と違い、お絹は複雑な過去を背負った女性。新たな一面を見てほしい」と意気込みを語った。

「皆さんと再び共演できるのが嬉しくてメイクしながら中越典子ちゃんとはしゃいでいました」と檀。共演者との息もぴったりだ

『陽炎の辻~居眠り磐音 江戸双紙~』スペシャル版はNHK総合で2009年1月3日(21:00~22:27)に放送される。