三菱自動車は17日、軽乗用車クラス最大(同社調べ)の室内高による広々とした室内空間などを特長にしたトールボーイタイプの軽乗用車「トッポ」の発売を開始した。同時に内外装をドレスアップした「ローデスト(ROADEST)」をラインナップする。価格は93万4,500円から156万9,750円。また、福祉車両「ハーティーラン」シリーズも併せて発売されるが、こちらは装備などにより価格は異なる。

トッポ G

現在、軽乗用車市場は「室内の広さ」や「視界のよさ」などからトールボーイタイプのシェアが拡大している。今回発売する新型「トッポ」は広い室内空間、優れた操縦安定性、室内には「eKワゴン」で好評の多彩な収納アイテムなどを特長としている。

新CMに出演する宮崎あおいさん(左)と同社 益子修社長

新モデルは、軽乗用車クラス最大の1,430mmの室内高と、低めに設定したベルトラインによって、明るく開放感のある広い室内を確保。乗員のヒップポイントを低めに設定し、安心感の高い「走り」を実現した。ユーティリティ面では紫外線と赤外線を抑える「UV&ヒートプロテクトガラス」、タバコやアンモニア臭などを吸着する「消臭天井」などを装備。500mlのペットボトル2本が収納できる運転席前の「アッパーボックス」や、ティッシュボックスが収まる「グローブボックス」「アンダートレイ」など、豊富な収納スペースを用意した。開錠できるドアを運転席のみに限定することで、不審者などが他のドアから乗り込むリスクを抑える「運転席ドア限定アンロック機能」なども装備している。

安全面では、衝突安全強化ボディ、離脱式衝撃吸収ステアリングコラム、ブレーキペダル後退抑制機構などを採用し、前面衝突時の乗員保護性能に配慮。後面衝突に対しての頚部衝撃低減フロントシート、側面衝突時に対するエネルギー吸収パッドなども備えている。また、エンジンルーム内の空間確保とデッキガーニッシュ(フロントウィンドウ下部)の衝撃吸収構造により、歩行者頭部保護基準に適合させた。

ローデストは、専用メッキフロントグリルやエアダム、ルーフスポイラーなどを装着し、カスタマイズカーのイメージを演出したモデル。インテリアでは、ブラックメタリックの専用センターパネルを装着し、スポーティ感を演出した。また、ローデストとハーティーラン(福祉車)は架装車のため、持ち込み検査が必要となる。

トッポ ローデスト T

リヤビュー ※トッポ G

ドア・ゲートを開けた状態

インパネ ※トッポ G

インテリア ※トッポ G

カラーバリエーション