歌手の松浦亜弥が12日、竹内まりやソングミュージカル『本気でオンリーユー』の公開舞台稽古に参加した。

左から、岡田浩暉、松浦、マルシア

失恋し、予定のない週末に同僚から彼だと紹介されたのは、自分を振った張本人だった。27歳のOL・知可子(松浦亜弥)はたまたま店で一緒になった男性を仮の恋人に仕立て上げ、その場をしのいだが、皮肉な恋の運命は回りはじめて……。現代に生きる女性たち、それぞれの愛の選択、恋の行方を描く物語が、今年歌手デビュー30周年を迎えた竹内まりやの名曲とともに繰り広げられる。原作は、直木賞作家・唯川恵の『キスよりもせつなく』(集英社)。

「お芝居お芝居していないので感情移入しやすいものになっています」と話す松浦

失恋の痛手がまだ癒えないヒロインを演じる松浦は「この物語は観る世代によって感じ方がさまざまだと思います。私の世代だと未来の勉強のためとか……。マルシアさん世代はよくあることよって思えたり」とアピールし「ビールを手にしているシーンが多いんですが、リラックスすると足が開いちゃうので……。足を閉じるように気をつけました(笑)」と演技面での苦労を明かした。本番中は早着替えも多く、「舞台裏は、運動会のようです」と笑顔でエピソードを語っていた。

また竹内本人が、松浦の歌声を絶賛しているそうですね? という問いに、岡田からも「あややはすごい。いい声だし、かわいいし……」とベタ褒めされた松浦は「やめてくださいよ~。褒められると調子にのっちゃいますから!」と照れながらも、終始笑顔でご機嫌な会見となった。

公開稽古の様子

『本気でオンリーユー』は、PARCO劇場(東京・渋谷)にて2008年9月12日(金)~10月5日(日)までの期間で上演。詳細はこちら