七代目松本幸四郎を曾祖父とし、松たか子や市川海老蔵の「はとこ」にあたる美友が9日、都内にて行われた舞台「IMAGINE 9.11」の公開稽古に参加した。

美友。「(稽古での)飲み込みが早くてすごいなと思っています」と共演するニューハーフタレントのはるな愛

2001年9月11日にアメリカで同時多発テロが発生した当時、日本では、アメリカから届く骨髄液を待つ3人の白血病患者がいた――。同作では事実をベースとして、飛行禁止・空港閉鎖という厳戒令下で「テロによる犠牲者をこれ以上出してはならない!」と輸送を決断した骨髄バンクスタッフたちを描く。

全米骨髄バンクの新人ボランティア職員を演じる美友は「舞台に出演することが決まり、命の大切さや尊さを前よりも考えられるようになりました。同じ年くらいの子にも見てもたいたいです」とシリアスなテーマをしっかり受け止め挨拶。幼い頃に「血小板減少性紫斑病」という難病と闘っていたことも明かし「入院していたときに同じ病室に白血病の子もいました。そういう子たちにも何か伝えたい」と瞳を輝かせた。

はるな愛(左)と美友。「愛さんのようなお姉さんがいたら素敵ですね」(美友)と息もぴったり

また、松や海老蔵とは法事などの行事で同席したり、松のコンサートで楽屋に訪れるなどの交流があり、「舞台出演が決まり、松さんのお母さんに手紙を出しました。松さんのように立派な女優さんになりたいです」と憧れの先輩への想いを語っていた。

『IMAGINE 9.11』は、シアターXにて9月26日(金)から10月2日(木)までの期間で上演。詳細はこちら