小田急電鉄は10月4日、小田急ロマンスカー展望席での記念撮影も行える「ファミリー鉄道教室」を開催する。場所は、東京・世田谷区の小田急研修センターおよび喜多見電車基地。同イベントには小学生とその保護者のペア50組100名を招待(参加費無料)。応募締め切りは9月1日となっている。

「ファミリー鉄道教室」は、同社が鉄道に対する理解を深めてもらうことを目的として1985年から開催している。今回は小田急研修センターで鉄道設備の保守作業を見学・作業車の乗車・車掌訓練用のシミュレーターを体験。隣接する喜多見電車基地で通勤車両の運転台見学や車内放送業務を楽しみ、喜多見電車基地出庫線からロマンスカー(7000形)に乗車して唐木田駅まで移動する。移動中は展望席で記念撮影して16時ごろ唐木田駅に到着。現地解散となる。受付開始の9時30分から夕方16時まで、たっぷりと小田急電車に触れられる。また、昼食はロマンスカー型の折詰"VSE弁当"が提供されるほか、参加者全員に記念品がプレゼントされる。

保守作業を体験できる!

同社広報によると、上記予定以外にも運転士用の業務用シミュレーターを体験できるよう検討しているとのことだ。小田急ではほかにも鉄道記念の日関連イベントを開催する予定だが、今回の「ファミリー鉄道教室」は参加人数を絞ることで、実際の鉄道設備に触れ、体験できる機会を提供するという。ふだんは乗車できない車庫出入庫線にロマンスカーで乗車できるなど、鉄道ファンにとって魅力的なイベントといえよう。応募の詳細はこちらから。

ロマンスカー7000形で移動予定 (写真は2007年の小田急ファミリーフェスタにて撮影)