東京都交通局は、都電荒川線の老朽化した車両を更新するため、2009年4月に新型の車両2台を導入する予定だが、このほどこの新型車両のデザインが決定した。選ばれたデザインは、候補に挙がっていた3つのうちから、今年1月に実施された一般からの投票で最も得票数の多かったものだ。

デザインの投票は今年1月16日から25日に行われ、E-mailおよびハガキで総数1263票が投じられた。選ばれた車両は、丸みのあるスタイルで優しさと親しみやすさをイメージしたデザインで、過半数となる642票を獲得した。

投票した人の内訳を地域別に見ると、東京都が800人と最も多いが、それ以外にも北海道や四国、九州など全国からも票が寄せられた。沖縄および海外からも各1票が投じられている。また、年代では3最も多い30代を中心に、10歳以下から60代以上までが参加しており、都電荒川線が幅広いファンを持つことが改めて示される結果となった。

なお、同路線で更新を予定している車両は10数台あるそうで、来年の2台を皮切りに毎年数台ずつが新車に置き換えられていくとのこと。画像はこちらで見ることができる。