2月9日に公開される映画『チーム・バチスタの栄光』の完成披露試写会が23日、都内にて行われた。舞台挨拶には主演の竹内結子、阿部寛を筆頭に、池内博之、玉山鉄二、井川遥、田口浩正、佐野史郎、原作者の海堂尊、中村義洋監督、主題歌を担当したEXILEのHIROとATSUSHIが登場した。

舞台挨拶に登場した豪華な面々。後列左から、田口浩正、佐野史郎、池内博之、玉山鉄二、井川遥。前列左から、原作者の海堂尊、ATSUSHI(EXILE)、阿部寛、竹内結子、HIRO(EXILE)、中村義洋監督。各自が持っているソフトボールは、劇中の重要な場面で登場する

本作は、第4回『このミステリーがすごい!』大賞に輝いた海堂尊の同名ベストセラー小説を映画化したもの。成功率60パーセントといわれる難易度の高い心臓手術"バチスタ手術"を100パーセント成功させてきた専門集団チーム・バチスタ。ところが、3例続けて術中死が発生。心療内科医の田口公子と厚生労働省の役人・白鳥圭輔は、チーム・バチスタの7名を調査することになるのだった。

心療内科医と役人が、探偵となり事件の真相に迫る

容疑者となるチーム・バチスタの面々

まずは心療内科医の田口を演じた竹内が「楽しんでください。でも、観てない人に犯人は言わないで(笑)」と笑顔で挨拶。続いて厚生労働省の役人・白鳥を演じた阿部が「また変わり者の役ですが、思いっきり演じました」と語り、観客を笑わせた。

素人探偵にされてしまう田口を演じた竹内

田口とコンビを組む役人・白鳥を演じた阿部

主演のふたりに続いて、本作の容疑者でもあるチーム・バチスタを演じた面々が挨拶。まずは池内が「今日はチーム・バチスタのリーダーの吉川さんが不在ですが、劇中で素晴らしい演技をしています」と当日不在の吉川晃司についてコメント。続いて玉山が「サスペンスも笑いもあり、新しいジャンルの映画だと思います」と作品について語った。

病理医・鳴海を演じた池内

外科医・酒井を演じた玉山

臨床工学技師・羽場を演じた田口が「あっという間の2時間だと思います」と言えば、看護士・大友役の井川は「最後まで犯人がまったくわからない作品です」と作品の魅力を語る。最後に最年長の外科医・垣谷を演じた佐野が「予想通り、みなさんに『犯人かも』と怪しまれる役です(笑)」と自身の役柄について語った。

三者とも劇中では怪しい役を演じている

中村監督は「最後まで犯人がわからないように、役者さんたちみんなに『犯人らしい演技をしてくれ』と指示しました」と撮影中のエピソードを披露。海堂は「竹内さんの事だけは、疑わないで観てください(笑)。竹内さんが皆さんの味方で、主役は医療という作品です。今日は雪ですが、これは縁起が良いです。私がこの小説でミステリー大賞を受賞した日も雪でしたから」と原作者の立場からコメントした。また、本作の主題歌を担当したEXILEのATSUSHIは「初の主題歌で光栄です。映画に曲がピッタリで、良かった」と満足そうにコメントした。

EXILEのHIROとATSUSHI。HIROは「緊張しています」とコメント

劇中同様、多数の豪華なキャストや関係者が登場した舞台挨拶。最後に主演の竹内が、「誰もが怪しい映画です。単なるミステリーというだけでなく、様々な楽しみがある作品です」と語り舞台挨拶を締めた。

『チーム・バチスタの栄光』は2月9日より全国東宝系にてロードショー

(c)2008 映画『チーム・バチスタの栄光』製作委員会