スズキは、ファッション性を重視する若者をターゲットとした大型スクーター「スカイウェイブSS」を、2008年1月11日から発売する。価格は67万950円。

スカイウェイブSS

年間12,000台(予定)を販売するスズキの「スカイウェイブ250」シリーズは、広くバリエーションを展開している。スタンダードな「スカイウェイブ250」(2006年4月27日発売)のほか、低いスクリーンなどでスポーティな味付けとした「スカイウェイブ250 タイプS」(2006年4月18日発売)、防寒仕様の「スカイウェイブ250リミテッド」(2006年10月15日発売)、マニュアルシフトが可能な「スカイウェイブ250 タイプM」(2007年3月15日発売)である。これらはすでに新しいボディ(型式:CJ44A~CJ46A)に置き換わっているが、「スカイウェイブ250SS」だけは旧ボディ(型式:CJ43A)のまま継続販売されていた。今回、これが新しいボディで発売されることになった。また、今回は400ccモデルが登場しないため車名から排気量表示が消え、「スカイウェイブSS」と改められた。

「スカイウェイブSS」は若者をターゲットとしており、いわゆる"ストリートカスタム"系のデザインを特長としている。スクリーンの代わりに不透過のボディ同色エアロマスクを装備し、クロームメッキのインチバーハンドル、切削加工を施したアルミ製スタビライザーを採用している。合わせてミラーやマフラーカバー、サイドスタンドなどにメッキパーツを装備し、華やかな印象とした。ボディカラーには宝石のように輝く新色の「キャンディルビーマゼンタ」を含む全4色を採用した。

また、シートバックの高さを抑えたスムージングシートを採用し、二人乗り時の一体感を強めるとともに、車体を低く見せる効果を得ている。エンジンは249cm3の水冷4サイクルで、19kw(26ps)を得ている。また、フューエルインジェクションやISC(アイドル・スピード・コントロール)、マフラー内の大型触媒、O2フィードバック制御システムなどにより平成18年国内二輪車排出ガス規制に対応している。

主な仕様は以下のとおり。全長2,270mm×全幅810mm×全高1,140mm、シート高710mm、乾燥重量197kg、水冷4サイクル単気筒DOHCエンジン、排気量249cm3(ボア×ストロークφ69.0×66.8mm)、最高出力19kW(26ps)/7,500rpm、最大トルク25Nm(2.5kgm)/6,000rpm、セルフ式スターター、Vベルト無段変速、タンク容量13L、燃費39.0km/L(60km/h)、タイヤサイズ:前20/80-14M/C 58S、後1150/70-13M/C 64S。