俳優・杉浦太陽が、ゲイの少年を熱演し話題になった映画『Academy』のDVDが11月21日に発売された。これを記念して同日、東京・千代田区のデジタルハリウッド大学でトークイベントが開催され、杉浦と共演した高橋マリ子が出席。杉浦の妻で元・モーニング娘。の辻希美が臨月であることが明かされた。

杉浦太陽(左)と高橋マリ子

日豪合作である『Academy』は、オーストラリアで最も有名で難関の芸術学校「AAA(オーストラリア・アート・アカデミー)」に入学した学生たちを描く青春ストーリー。成績の良くない者は強制的に退学させられるという状況の中、演劇を専攻し俳優を目指す隆(杉浦)や美術科の千穂(高橋)ら5人の学生が様々な問題を抱えながらも、それぞれの夢に挑んでいく。

全編に渡ってセリフが英語なため、苦労したという杉浦。「元々、英検3級レベルなんで(笑)」と、おどけるも、バイリンガルの高橋は「杉浦さんは上達が早かったですよ」とフォロー

トークイベントにはデジタルハリウッド大学の学生や一般人、約50人が集まり、杉浦と高橋が撮影エピソードなどを語った。司会者から、映画公開前後にも話題になった「ゲイ」の役どころについて訊かれた杉浦は「台本を読んだ時は『うぁ~』と思いました。でも、自分に催眠をかけることで乗り切りました(笑)」と苦労を語る。学生からは、海外で仕事した感想について質問が出ると「海外での仕事は日本よりは得られるものが10倍あります。これからはデジタルの時代。皆さんもチャレンジして欲しい」とエールを送っていた。

杉浦が風呂場で男性と絡む同作のシーンを見たという妻の辻希美からは「もう見ない!」と言われてしまったという

同作の撮影に参加して「演技の発想が広がった」という杉浦。次回作は「パパ役をやりたい(笑)」と無邪気に語る。辻が臨月を迎え、日々父親を実感する生活を送っており「彼女のお腹にスイカが入っているみたいで驚きですよ。最近はモーニング娘。の曲を聴かせています。リズム感のある子がうまれるんじゃないかな(笑)」と、頬を緩めっぱなしだった。

『Academy』 4,935円
発売・販売元:ポニーキャニオン