ゼネラルモーターズ・アジア・パシフィック・ジャパンは、「ハマー(HUMMER)H3」や「シボレー・コルベット」 「キャデラック」の各2008年モデルを発表した。ハマーH3は価格496万円から622万4,000円で2008年1月5日より、コルベットが713万円から985万円で来春より、キャデラックXLR-Vが1360万円で本年11月3日より、キャデラックCTSが495万円から620万円で2008年1月より発売される。

ハマーH3

ハマーはヘビーデューティーなアメリカンSUVとして人気のモデル。2008年型「ハマーH3」は、よりオフロード性能を高めた。また、日本の道路事情を考慮し、右ハンドル車も新たに導入される。

ハマーH3は電子制御4輪駆動システムを備え、滑りやすい路面やホイールがすべて接地しない状況でも1輪だけにトラクションを与えることができる。407mmの浅瀬であれば32km/h、610mm程度であれば8km/hで通過できる性能も与えられた。最低地上高は216mm。H3のために設計された直列5気筒3.7L(リッター)エンジンを搭載する。最高出力は180kW/5,600rpm、最大トルク328Nm/4,600prm、燃費は約8.5km/Lとなっている。

また、ハマーH3の予約キャンペーンが行なわれている。2008年モデル・ハマーH3を12月31日までに予約すると、市場価格10万円相当のハマーH3特製ジャンパーが贈呈される。

シボレー・コルベット コンバーチブル

シボレー・コルベット コンバーチブル

コルベット コンバーチブルの室内

新開発の「LS3」スモール・ブロック型エンジン

シボレー・コルベット Z06

シボレー・コルベット Z06

「シボレー・コルベット」は、アメリカン・スポーツの代名詞として高い支持を集めているモデル。2008年モデルでは、従来よりもパワフルになった新開発V8エンジンを搭載し、ドライビング性能も向上させた。また、2008年モデルにおいても、高性能な「Z06」モデルが継続導入される。

2008年モデルには、クーペ/コンバーチブルともに新開発の6.2LのV型8気筒エンジンが搭載される。最大出力は321kW(436ps)、最大トルク586Nm(58.6kgm)を発揮し、標準仕様でも最高時速190マイル(約304km/h)を実現するという。トランスミッションは6速マニュアル・トランスミッション、およびパドルシフト付き6速オートマチックが組み合わせられる。

「Z06」は、コルベット史上、最も速く、最もパワフルなモデル。搭載される7.0Lエンジンは、376kW(511ps)を発生し、0~1/4マイル加速を11.7秒、最高速198mph(317km/h)を発揮する。ドイツ・ニュルブルクリンクのオールドコースでは、7分43秒というラップタイムを記録したという。トランスミッションは6速マニュアル。

キャデラックXLR-V

キャデラックXLR-V

「キャデラックXLR-V」は、キャデラックのラグジュアリー・ロードスター。キャデラックが進めているルネッサンス・イメージを象徴するモデルであり、高いパフォーマンスと先進テクノロジー、印象的なデザインを特長としている。

エンジンは328kw(446ps)のスーパーチャージャー付きV型8気筒。ドライバー・シフト・コントロール付きの6速オートマチック・トランスミッションが組み合わせられる。また、XLR-Vは世界で初めて電子制御式磁性流体を使用したリアルタイム・ダンパーを採用したモデルのひとつで、センサーで路面状況を把握し、1000分の1秒単位で減衰力を調整する。

ハードトップルーフは電動式で、ボタン操作により30秒以内でクーペからコンバーチブルへと変化する。インテリアはウッド材とアルミニウム・アクセントによる現代的なラグジュアリー感を演出したものとなっている。

キャデラックCTS

キャデラックCTS

「キャデラックCTS」はキャデラックの高級スポーツセダン。高い静粛性のため、開発段階からボディ構造とサウンドに特別な配慮がなされている。インテリアはメタリック調のフィニッシュ、クロームアクセントなどがインテリアを包み、高級感ある雰囲気を創り出している。パワーユニットにはV型6気筒3.6L直噴エンジン(229kW)、もしくはV型6気筒2.8LのVVTエンジン(158kW)が搭載される。トランスミッションは6速オートマチック。