ゼネラルモーターズ・アジア・パシフィック・ジャパンは全モデルを一新、2008年モデルのサーブ9-5を11月3日から、サーブ9-3を2008年1月5日より発売する。9-5にはセダン2モデルとエステート(ワゴン)2モデルが用意され価格は455万円~587万円、9-3にはスポーツ・セダン、スポーツ・エステート、カブリオレが用意され価格は368万円~654万円。

SAAB 9-5エステート

サーブ9-5は、2.3Lターボエンジンを搭載し、セダンとエステートのボディラインアップを持つ。2008年モデルでは、全モデルにパーキングアシスタンスを標準装備し、セダンのリアシートにはセンターヘッドレストを標準装備し、安全性を向上しているという。エステートは、約890L(SAE)とクラストップレベルのラゲッジスペースを持つ。セダン/エステート共に、「Vector」グレードにはチルトアップ機構付き電動ガラスサンルーフと、キセノンヘッドランプをオプション設定、「Aero」グレードにはチルトアップ機構付きガラスサンルーフが単独でオプション設定される。

SAAB 9-5エステート リヤビュー

SAAB 9-5セダン サイドビュー

SAAB 9-5セダン リアビュー

SAAB 9-6エステート インパネ

サーブ903は、2Lターボエンジンを搭載したモデルで、スポーツ・セダンとスポーツ・エステートには2.8L V6エンジンを搭載した「Aero」も用意される。2008年モデルでは、Aピラーより前方デザインやバンパー・モールディング、前後ライトなどを一新。フロントマスクにも新しいヘッドライトを装着しながら、飛行機メーカーとしての伝統を受け継ぐ翼のモチーフを踏襲している。また、全車にスポーツモードを備えたオートマチックトランスミッションを標準装備し、インパネ上のボタンによりスポーツモードに切り替え可能。ブレーキング時にも減速率に比例して適切なシフトダウンを行うという。15km/h以下でのコーナリングでは、ステアリング操作と連動してヘッドランプの照射角度が大15度まで変化するキセノン・コーナリング・ヘッドランプをAeroにオプション設定したほか、110km/h以上になるとロービームの照射角が高くなる機能も持つ。

Aeroに搭載される2.8L V6ターボエンジンは、軽量オールアルミ構造と可変バルブタイミング機構、ツインスクロールチャージャーを搭載し、最高出力は従来モデルより5PS高い252PS(185kW)となった。

Vector、Aeroには7型画面のタッチパネルを搭載したワンセグ対応HDDナビゲーションシステムを標準装備する。AeroにはBOSE製スピーカーシステム(スポーツ・セダンは11スピーカー、スポーツ・エステートは10スピーカー)を備える。

SAAB 9-3スポーツセダン フロントビュー

SAAB 9-3スポーツセダン リヤビュー

SAAB 9-3スポーツエステート フロントビュー

SAAB 9-3スポーツエステート リヤビュー

SAAB 9-3スポーツエステート ラッゲージスペース

SAAB 9-3カブリオレ リヤビュー

SAAB 9-3カブリオレ インパネ