ジャガーカーズ(英国)は、現在開催されているフランクフルトモーターショーで、ミドルサイズのサルーンとして新型「ジャガー(JAGUAR)XF」を発表した。日本での発売時期、価格などは未定。

ジャガーXF

新しいジャガーXFは、スポーツカーのスタイルと性能、ラグジュアリーサルーンの上質さと居住性を融合した4ドアジャガーとして開発された。ルーフを低く見せる流麗なスタイルと、大人5人が快適に過ごせるスペースを両立させた。以下の仕様はいずれも欧州市場向けのもの。

搭載されるエンジンは、V型6気筒2.7L(リッター)ディーゼル、V型6気筒3.0Lガソリン、V型8気筒4.2Lガソリン、V型8気筒4.2Lガソリン+スーパーチャージャーの4種類。最高出力はディーゼルエンジンで152kW/4,000rpm、スパーチャージャーモデルで306kW/6,250rpmとなる。ボディサイズは全長4,961mm、全幅1,877mm、全高1,460mm、ホイールベース2,909mm。車両重量は1,679kgから1,842kg。

トランスミッションは全車6速オートマチック。ステアリングホイールのパドルでマニュアル的なシフトも可能になっている。また、センターコンソールのシフトは「ジャガー ドライブ セレクター」と呼ばれるダイヤル式のもの。スタートボタンを押すとダイヤルが立ち上がり、エアコンのパネルや吹き出し口が開くギミックも搭載されている。

内装はジャガーらしくウッドやレザーが使われているが、メタリックの金属も組み合わせられた新しいもの。トランクルームは540Lの容量が確保されている。また、ジャガーとしては初となる歩行者接触感知システムが搭載された。歩行者を感知するとボンネットを持ち上げて緩衝用の隙間を作り、万一の衝突の際にもダメージを軽減する。

ジャガーXF サイドビュー

ボディ構造

インパネ回り

リヤシート

エンジンルーム。これはV型8気筒スーパーチャージャー付きのエンジン

ジャガー ドライブ セレクター。ボタンを押すと右のようにダイヤルがせり上がる