東京都現代美術館は、同館にて開催中の「ジブリの絵職人 男鹿和雄展 - トトロの森を描いた人。」の来場者が15万人を突破したことを記念して、特別追加開館を決定した。

同展では『となりのトトロ』や『おもひでぽろぽろ』、『もののけ姫』など、スタジオジブリの美術監督を担当してきた男鹿(おが)氏による背景美術作品を展示。関係者以外見ることのできなかった作品を中心に、約600点以上を一般公開している。アニメーションはもちろん、女優の吉永小百合による原爆詩朗読会「第二楽章」シリーズの挿画など、男鹿氏の幅広い活動を一度に見ることができる。

「となりのトトロ」背景画 (1988年)
(C)1988二馬力・G

「となりのトトロ」美術ボード(1988年)
(C)1988二馬力・G

 「となりのトトロ」美術ボード(1988年)
(C) 1988二馬力・G

『沖縄の海』「第二楽章」より(2006年) 

特別追加開館では、30日までとしていた会期を10月1日まで開館し、休館日であった18・25日も開館する。開館時間は10時~18時まで。さらに22~24、29・30日のみ、開館時間を20時まで延長する(最終入館時間はいずれも閉館30分前)。入館料は一般1,100円、中高生900円、小学生600円となっている。