ブロック玩具老舗メーカーのカワダが展開している、5歳から遊べる「ナノブロックプラス」シリーズ。マイナビニュースではこれまでもその楽しさをお伝えしてきたが、今回はプロのブロックビルダーがさらに楽しさを加えてくれた(前回記事:組み合わせは無限大! ナノブロックプラスの新商品の魅力に迫る)。

「ナノブロックプラス 種族合体シリーズ」の「ティラノサウルス・レックス(左)」と「ダイオウサソリ(右)」、この二つを組み合わせると……

異種族合体ロボットができてしまう!

前回の記事(恐竜が変身&合体! 男子の心震わせる「ナノブロックプラス」を父子で遊んでみた)で紹介した"恐竜"シリーズに加え、第2弾は男の子が好きな、"昆虫"をモチーフとした商品が加わった。

同シリーズは、購入した2つのパッケージを合体させると、別の作品が組み立てられるのが特長。たとえば、「ティラノサウルス・レックス」と「トリケラトプス」を合体させることも、「ヘラクレスオオカブト」と「ギラファノコギリクワガタ」を合体させることもできるのだ。それぞれの商品に封入された「ユナイトカード」の数字をウェブ上の特設ページに入力することで、全96パターンの種族合体の組立説明書を入手できるという仕組みになっている。

今回は、「ダイオウサソリ」と「ティラノサウルス・レックス」を組み合わせ、あらたなモデルを「異種族合体」で生み出せないかチャレンジしてみた。そこで、ブロックを作り上げる「プロブロックビルダー」に依頼し、できあがったのが、この「異種族合体ロボット」だ。

「ティラノサウルス・レックス」×「ダイオウサソリ」=異種族合体ロボット

もともとの「ダイオウサソリ」と「ティラノサウルス・レックス」もカッコいいが、二つを組み合わせてできた「異種族合体ロボット」は、かなりカッコいいデザインになっている(この組立て説明書は、現在カワダのホームページにて公開中)。

そして、「異種族合体ロボット」をデザインした「プロブロックビルダー」として活動するA氏に、「ナノブロックプラス 種族合体シリーズ」の魅力や楽しみ方、オリジナルモデルの組み立て方の秘訣などをうかがった。

プロブロックビルダーのA氏

通常のブロックにはない作り方ができる

――まず、今回の「ナノブロックプラス 種族合体シリーズ」の目玉でもある、「ティラノサウルス・レックス」と「ダイオウサソリ」の作りごたえはいかがでしたか?

通常の小さいブロックにはないリアリティーを盛り込んでいるので、作りごたえは十分でしたね。パーツ数も多いのでダイナミックなものが作れます。ブロックに慣れている方なら1作品に1時間程度、そうでない方は2時間程度で完成するのではないでしょうか。

――「ティラノサウルス・レックス」と「ダイオウサソリ」以外でお気に入りは?

「トリケラトプス」と「オオスズメバチ」です。両方とも「ナノブロックプラス」の特長を活かした組み方で再現しているところがお気に入りです。"ノーマルモード"、"ペルソナモード(ロボット形態)"、"リーサルモード(飛行形態)"、と3つの組み方があるのですが、どちらも"ペルソナモード"が特に好きですね。

――「ナノブロックプラス」を組み合わせて、新たなデザインを作られた率直な感想は?

ブロックの比率が1:1:1の立方体モジュールを採用しているので、縦にも横にも自由に組み進めることができるのが魅力でした。それによって、通常のブロックにはない作り方ができるんです。欲しい部品を別の部品でつくり出すという感覚でしょうか。縦にも横にもズレなく自由に作品を組み上げることができ、凸の高さが低いので、組みやすく外しやすいのも特長で、子どもから大人まで楽しめるちょうどよいサイズだと思います。

――ブロック作品を組み立てる上でのこだわりなどもあったりするのでしょうか。

今回作成した「異種族合体ロボット」は特に、手足の関節にこだわりました。どうやったら動きやすくなり、またポージングを取りやすくなるか。かなり考えて作ったので、ぜひ組立て説明書を見てチャレンジしてみてください!「ダイオウサソリ」の関節パーツも使っていますが、それ以外にもいろいろなテクニックを使っているので、オリジナルの作品を組み立てるときにも参考にしていただけると思います。

また、「ティラノサウルス・レックス」と「ダイオウサソリ」のパーツ構成から考えて、赤黒を主体にした迫力のある色にしてみました。大きな面積の部分は赤にし、関節部分はメカっぽく見えるように黒を使っています。ナノブロックプラスの特長は、結合部の突起を表面に出さないように組み立てる事でもあると思います。ロボットの表面はなるべくブロックの突起がでないように、ブロックの側面がでるようにもしました。ピカピカの表面になっているので、これもカッコいいと思っています!

ブロックが苦手な子も得意な子も夢中になれる

――オリジナルのブロック作品を作り上げるためのコツを教えてください。

最初から完璧なものを目指すのではなく、いろいろな組み立て図を見て勉強をして、完成したものをじっくり観察して組み立ての工程を捉えることですね。そうすると、ある程度のカタチがつくれるようになってきます。それからブラッシュアップしていくというのがいいと思います。あとは、「作りたいものを先に考える」のではなく、「手元にあるパーツから何ができるのかを考える」ということも大切です。こういう言い方をすると意外かもしれませんが、ブロックの色は変えられないので、手元にあるパーツの色から「できそうなもの」をイメージしていくというのも一つのコツだと思います。

また、大きな作品を作ろうとすると細部まで再現することができるのですが、それほどパーツをたくさん持っていなければ小さな作品になると思います。その場合にはある程度形をデフォルメすることも必要ですね。

作り始めるときには、キーとなるビジュアルがどこになるのかをあらかじめ考えておくのがポイントです。動物なら、顔なのか耳・鼻なのか、建物であれば屋根の色なのか左右のバランスなのか、といった具合に。今回のようなロボットでは、体のバランスがとても重要になります。私の場合は、まずは頭から作っていきます。頭の大きさが決まると、それに合わせて手や足、胴体の長さが決まってきます。そうするときれいなデザインのロボットができるようになると思いますよ。

――"プロブロックビルダー"としての目線で、「ナノブロックプラス」はどういったユーザーに遊んで欲しいと特に思われますか?

大きさは、同じくカワダから発売されている「ダイヤブロック」と「ナノブロック」の中間的な商品です。立方体モジュールにより、ブロックシステムとしては今までないくらい自由度が高いです。5歳以上の子どもを対象としているのですが、「ナノブロックプラス」はブロックが苦手な子も得意な子も夢中になれる要素があるブロックだと思います。

――子どもの知育、教育という側面で見た場合、「ナノブロックプラス」はどのような長所、影響があると思われますか?

手先の器用さにつながるのは当然ですが、空間認識能力や「限られたものでどう表現するか」といった思考能力にも生きてくると思います。先ほども述べたとおり、「ナノブロックプラス」は立方体モジュールで、小さな子どもにも非常に扱いやすいブロックというのが特長です。それゆえにとっつきやすいというのが利点なのですが、タテにもヨコにもズレなく繋がることが奥深くて、子どもの好奇心と創造性を刺激しながらとにかく楽しく育めるというのがいいところですね。

――普段ブロック遊びをしない人へのアドバイスをするとしたら?

まずは好きなように遊ぶというのが大事だと思います。その中でいろんな発見があるはず。最初から何かをつくり出すのは難しいので、レベルアップの近道としては、説明書をじっくり読んで、とにかく数体作ってみてください。勉強と同じように、繰り返し組むことで組み方のパターンを覚えましょう。ブロックとブロックを組み合わせていくことで、徐々に好きなカタチをつくれるようになりますよ。

実際にプロブロックビルダーのA氏に、「ティラノサウルス・レックス」と「ダイオウサソリ」の異種族合体ロボットを作っていただき、ナノブロックプラスの新しい可能性を導いていただいた。詳細は記事最後へ!

――最後に、「ナノブロックプラス」のユニークな楽しみ方や裏ワザ的な楽しみ方がありましたら教えてください。

裏ワザですが、「ナノブロックプラス」には一部「薄いパーツ」があります。その「薄いパーツ」の厚みは、ブロックの凸部の高さと同じなので、そこに差し込んで組み立てることも可能なんですよ。

それから、「種族合体シリーズ」のパーツのカラーはとてもキレイなんです。組み立てた時に"挿し色"になるような鮮やかな色のパーツが含まれているので、そういうパーツをポイントに組み替えを考えたりするのも楽しいと思います。ブロック自体にも光沢があるので、光っている面をどうやって生かすかを考えるのも楽しいですよ。それに、関節パーツの完成度も高いので、関節パーツをどのように使うかということを考えるのも一歩進んだ楽しみ方だと思います。

――ありがとうございました。

ナノブロックプラスを発売する株式会社カワダでは昨年、ナノブロックプラスの種族合体をより多くの人に体験してもらう「種族合体コンテスト」を開催。全115作品の力作が応募された(受賞作品はこちら)。作る・組み合わせる・考える、子供の知育だけでなく、大人もハマってしまうナノブロックプラス。今後も注目だ。

プロブロックビルダーのデザインによる異種族合体を実演!

みるみるうちに完成していく

見事、「ティラノサウルス・レックス」と「ダイオウサソリ」の異種族合体が完了! このように、「ナノブロックプラス 種族合体シリーズ」の遊び方は無限大だ

プロブロックビルダーA氏の異種族合体動画


●「ティラノサウルス・レックス×ダイオウサソリ」の異種族合体ロボット組み立て図はこちら
●ナノブロック種族合体コンテスト受賞発表ページはこちら

撮影:西田航(WATAROCK)

(マイナビニュース広告企画:提供 株式会社カワダ)

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