【特別企画】

「"突出した不気味さ"がある」 - 原型師・酒井ゆうじ氏が語る『シン・ゴジラ』の魅力とは

 

話題の映画『シン・ゴジラ』の公開に先立ち、7月23日(土)より「一番くじ シン・ゴジラ ~ゴジラ、ニッポン上陸!~」が全国で販売された。 7月29日(金)から上映がスタートした『シン・ゴジラ』とは、『ゴジラFINAL WARS』(2004年)以来、完全に途絶えていた「ゴジラ」シリーズを、装いも新たに"復活"させた作品。昭和期の「ゴジラ」を観て育った世代であり、人気アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』を手がけて熱狂的なファンを持つ庵野秀明氏が総監督・脚本・編集を務めるほか、平成『ガメラ』シリーズの特撮を演出した樋口真嗣氏が監督・特技監督、『進撃の巨人』など話題作の特撮監督として活躍する尾上克郎氏が准監督・特技統括を務めるなど、日本映画界におけるトップクラスの映像クリエイターが結集し、今までにない「ゴジラ」像を作り上げるべく尽力した。

これまで国内で28本もの出演作品を持ち、アメリカでも2本の『GODZILLA』(1998年、2014年)と題された作品を持つ世界的大スターであるゴジラだが、今回の製作陣が目指したのは、1954年に公開された第1作『ゴジラ』の持つ圧倒的な"恐怖"のイメージの再構築であるという。

従来の「ゴジラ」シリーズは、まず第1作ありきの「続編」として作られることが多かったが、今回の『シン・ゴジラ』は第1作との関係を断ち切った上で、「もし現実世界にゴジラという巨大な生物が出現したら、人々はどのように対応し、どう戦うのか」というリアリズムの部分を徹底して、まったく新しい世界観のもとに物語を作りあげているらしい。

そんな『シン・ゴジラ』に登場する最新版ゴジラを中心に、歴代「ゴジラ」シリーズの人気キャラクターなどを商品化した「一番くじ シン・ゴジラ ~ゴジラ、ニッポン上陸!~」は、子どもから大人まで、多くのゴジラファンを興奮させている。

特に、A賞「シン・ゴジラ ビッグソフビフィギュア」(全1種)とB賞「ゴジラヘッドマグネット」(全3種)は、これまで数々の「ゴジラ」リアルフィギュアを生み出し、ゴジラ造形の第一人者として有名な酒井ゆうじ氏が原型製作を手がけていることでも、大いに話題となっている。

ここでは、酒井氏に今回の「一番くじ」用ゴジラの造形にあたってのこだわり部分や、ゴジラというキャラクターについての思い入れなどをいくつかうかがってみた。 (インタビューは酒井氏が映画『シン・ゴジラ』を鑑賞する前に実施)

A賞「シン・ゴジラ ビッグソフビフィギュア」(全1種) 全長約35cm(全高約20cm)

――まずは最新作映画『シン・ゴジラ』のビジュアルを初めて見たときの感想を聞かせてください。

ゴジラの今までに無い斬新な容姿に驚かされました。ゴジラはそれぞれの映画の世界観の中に存在するものなので、そのデザインはいつの時代もその映画のストーリー、コンセプトと切り離せません。そういう意味で、映画『シン・ゴジラ』は今までとはまったく違ったものになるのだろうという予感が強くありました。

――今までの「ゴジラ」とは、作品として、または造形として、どういった点が異なりましたか?

造形師の酒井ゆうじ氏

歴代の「ゴジラ」は一つとして同じではないし、新しいゴジラが登場する時はいつも驚かされてきました。
しかし『シン・ゴジラ』の衝撃は、過去の驚きとは比べ物にならないほどインパクトのあるものでした。

歴代との違いをひと言でいうなら"突出した不気味さ"でしょうか。このゴジラでないと映画が成立しないのだ、という強いメッセージも受けました。


――全長約35cm(全高約20cm)というビッグスケールのフィギュアである「A賞」の造形にあたって、特にこだわった点や表現が難しかった点はなんですか。
また、ゴジラのポージングについて、史上最大の約118.5メートルという身長設定を生かした部分はありますか。

造形中の酒井氏

映画を見ていない段階での製作でしたし、資料も限られていたのでゴジラの性格や動きを踏み込んで把握できず、とても難しい製作でした。実はもう少しアクションをつけて造りたかったのですが、時間的余裕がない中の製作だったため「イメージと違う」という監修が入る可能性も考え、冒険はできませんでした。

それでも腰をひねり、尾をくねらすなどスタンダードポーズながらも、躍動感のある造形を意識しました。大変だったところをいえば、歴代「ゴジラ」の中でもっとも小さい目、細かい歯、細部の小さいトゲの造形には苦労しました。
ソフビ製品化にあたっては、担当者もこれらの再現にとことんこだわってくださり何度も試作を重ね、彼をして「自分至上最高の出来です!」と言わせるほどのフィギュアになりました。私も、いい仕事ができたと満足しています。

――B賞のゴジラヘッドマグネットは、「シン・ゴジラ」「初代ゴジラ」「平成ゴジラ(ゴジラvsキングギドラ)」の3種となりましたが、これらの造形において、特にこだわった点はありますか?

ゴジラのヘッド部分だけを作るのは、実はすごく難しいんです。似せるだけではなく、頭から下の動きを想像できるようなフォルムでないといけないので、切断面までの首のシルエットに気を遣いました。ですが、今回はマグネット仕様になるので、冷蔵庫に貼られたり、首に輪ゴムなどをかけられたりする彼らを想像しながらの造形は楽しかったですね。

B賞のゴジラヘッドマグネット(全3種)左から映画『ゴジラ(1954)』、映画『ゴジラ VS キングギドラ』、映画『シン・ゴジラ』

――これまでに作ってきたゴジラとシン・ゴジラはどのような点が異なるのでしょうか?

歴代ゴジラ映画は、それぞれの作家たちが唯一無二のゴジラを目指して創造しますから、どこかしら新しい要素が加えられます。一つ一つ、デザインの違いを挙げるよりシン・ゴジラには根本的な方向性の違いがある気がします。ストーリーを象徴する外見とでもいうのでしょうか。その点で、歴代ゴジラとの違いはとてもある気がします。

――酒井さんにとってゴジラとはどういう存在でしょうか。
そしてゴジラを造形されるにあたり「これさえあればゴジラ」だというような「はずせない要素」は何でしょうか。

私にとってゴジラは『恐怖と哀しみを併せ持ちながら、神々しく威厳と品格がある』存在です。そして、はずせないたった一つの要素は"かっこいい"こと。この一語に尽きます。

――ありがとうございました。

酒井氏のゴジラに対する愛とこだわりが詰まった、A賞・B賞の魅力は感じていただけただろうか。ぜひとも実物を手に取って、酒井氏が造形に込めた思いを実感してほしい。

また、今回発売される「一番くじ シン・ゴジラ ~ゴジラ、ニッポン上陸!~」は、過去に「ゴジラ」作品シリーズのポスターアートなどを使用したクリアファイルや細部にまでこだわった人気怪獣たちのミニフィギュアなど、他にも魅力的なラインナップが充実している。

冒頭で紹介したように、『シン・ゴジラ』は『新世紀エヴァンゲリオン』を手掛けた庵野秀明氏が指揮を取っていることもあり、一番くじ限定描きおろしデザインの「ゴジラ対エヴァンゲリオン」の「オリジナルポスター」も登場しているのだ。

そんなファン垂涎のラインナップはこちら。

C賞 シルエット定規(全3種) 全長約16.5cm ※画像は商品の一部です。

D賞 クリアファイルセット(全8種) A4サイズ2枚セット ※画像は商品の一部です。

E賞 ラバーストラップ(全6種) 全長約6cm

F賞 ミニフィギュアコレクション(全6種) 全高約5cm

ラストワン賞 オリジナルポスター B3サイズ

この豪華なコラボレーションの数々は、 ゴジラファンだけでなくエヴァンゲリオンファンも手に入れたくなること間違いなしだろう。酒井氏の手がけたオリジナルフィギュアとともに、ぜひとも揃えてみてはいかがだろうか。

一番くじ シン・ゴジラ ~ゴジラ、ニッポン上陸!~」は7月23日(土)よりサークルK・サンクス、書店、ホビーショップ、ゲームセンター、映画館などで販売中。(取り扱いの無い店舗あり) 価格は1回620円(税込)となっている。なくなり次第終了となるので、店頭へ急げ!


取材協力

・酒井ゆうじ氏プロフィール
1958年生まれ 福島県出身。ゴジラを中心とする怪獣原型師。

1989年に大手玩具メーカーの主宰するコンテストで受賞したのを機にプロデビューし、 現在までに160作を超えるガレージキットを造形しており大手メーカーのフィギュア・模型の原型も多数手がけている。
作品の再現性・生物感・躍動感には定評があり国内外に多くのファンを有している。

TM&(C)TOHO CO., LTD.(C)カラー

(マイナビニュース広告企画 : 提供 株式会社バンプレスト)

人気記事

一覧

イチオシ記事

新着記事