復活した「Try&Decide」機能

最新版のTrue Imageには、「Try&Decide」という機能がある。過去のTrue Imageには備わっていた機能だが、一時期は省かれており、最新版では主に日本のユーザーからのリクエストに応えて復活したそうだ。

Try&Decideは、いわゆるテスト環境を提供する。Try&Decideを有効にしてから無効にするまでに行った操作は、すべてキャンセル可能だ。例えば、試してみたいソフトをインストールする、レジストリを変更する、怪しそうなメール添付ファイルを開く……といった操作を行っても、Try&Decideを無効化するとき「なかったこと」にできる。操作をキャンセルすると、システムはTry&Decide有効時の状態に戻る仕組みだ。逆に、行った操作を現在のシステムに適用してもよく、キャンセルか適用かはユーザーが選べる。

「Try&Decide」を有効にして、色々な操作を試す

実験が終わったら「Try&Decide」を停止(無効化)する

現在のシステムに対して、実験や操作による変更を適用させるか、変更を破棄するかを選ぶ

イメージバックアップから特定のファイルを抜き出す

True Imageが作成するイメージバックアップには、「○○○.tib」という名前が付く。このtibファイルは、例えば「Fドライブ」などとして、システムに認識(マウント)させられるのだ。

マウント後は、一般的なHDDやUSBメモリと同じようにアクセスできる(ただし読み取り専用)。イメージバックアップファイルの中から、任意のファイルやフォルダだけを復元したいときに便利だ。

イメージバックアップファイルの本体「○○○.tib」を右クリックし、「True Image」-「マウント」をクリック

「○○○.tib」が、写真では「Fドライブ」として認識(マウント)された

マウントしたtibファイルのドライブ(写真ではFドライブ)を右クリックして、「True Image」-「アンマウント」を実行すると、マウントを解除できる